2018年5月2日水曜日

三年次配当スクーリング報告

 4月も終わり世間は大型連休の最中ですが、大学内のギャルリ・オーブでは通信教育部20周年記念の「引き継がれるもの」と題した洋画コース専任による研究室展が5月13日まで開催されています。また京都市内の洋画教員小品展でおなじみのギャラリー・ヒルゲートでは今年よりリニューアルした教員と卒業生の小品展が5月6日まで開かれています。
 是非京都へ来られる際はご覧いただければと存じます。

 さて、新年度に入り気持ちに新たにしておられる方も多いでしょうが、この四月末には
今年度初の三年次配当科目「花」のスクーリングが行われました。
小枝繁昭先生よりその報告が入っていますので、どんな科目なのかを知りたい方は是非ご覧ください。

《洋画Ⅴ-1 a「花」》


期間 前半:4月20日(金)~22日(日)   後半:4月27日(金)~29日(日)


担当:小枝繁昭先生


3年次 「花」スクーリング報告

420~22日・の日程で3年次のスクーリング「花」を開講しました。
今回は、50歳以上が80%を超える高齢化のクラス編成となりました。少し硬くなっている頭を、なんとか柔らかく揉みほぐそうと、皆さん一生懸命取り組みました。

420~22日(前半)
 まず、前半3日間はひたすら花と向き合い、徹底的に花との親密な関係を育みます。近くで見たり遠くで見たり、上にしたり下にしたり、時にはカッターナイフを取り出して解体、虫眼鏡で細部の観察、様々な視点から花と向き合います。花と共に過ごした時間から、沢山のドローイングが描き出されました。ドローイングは、表現に取り組む前の情報収集と思考を整理する大切な行程です。皆さんからは「とても疲れました!」と声が上がります。そうです、眼と精神を集中させ、対象と向き合うことはとても”疲れる“のです。

さて後半ではどのような作品が生み出されるのか、楽しみです。







427~29日(後半)
 前半3日間で育んだ花との濃密な関係は、概念的な花のイメージを払拭したようです。初めての表現手法に挑戦される方も多く、新鮮さと不安の中での制作が続きました。後半の受講者22名の作品が一同に並ぶと皆さんその多様さに驚きを隠せない様子です。じっくりとそれぞれの作品を鑑賞した後は、感想や質問が飛び交う活発な合評会となりました。


 (展示を作品を鑑賞する受講生)


       (合評の様子)


(以下完成作品)

※私達は実はいつも花や静物、風景や人物などに接していても意外にそれを観察し調べることは少なく、美しいとか不快、危険か安全かなど生活に根ざした基本的な部分でしか対象を見ていることが殆どです。
しかし、一旦じっくりと向き合って観察することで情報量は一気に増え、小枝先生からのご報告のようにそれを整理するのには大変疲れるものです。
 しかし、受講された皆さんはその情報をドローイングを用い手と眼で整理され、刺激を受けた作例などをヒントに制作を進められたようです。
 そうなのです!作品を創るということは、何気なく眺めているのではなく、情報量を自分という受信機で新鮮にインプットし、猶、自らの感性と手によっとアウトプットしていくという作業なのです。三年次の始めにまさにそれを体験された皆さん。大いにそのプロセスを活用し、これからの制作に、そして卒制に活かして行ってください。(Y)

※アップの際、12点の仕上がり作品が欠けておりました。小枝先生、受講生の皆さん申し訳ありませんでした。(Y)