このブログを検索

2016年2月27日土曜日

京都造形芸術大学卒業制作展オープニング

以前お知らせしていた本学通学部の卒業制作展が今日から始まりました。
今日はその初日
美術工芸学科も初日オープニングを行います。

本学で卒業制作展を行うようになって、もう6年目くらいになるのでしょうか。
最初は美術館と勝手が違い、段取りなど面食らいましたが、
いまでは学生達も先輩をみていますから、もう慣れたものです。

今日は油画コースの卒展前の教室風景を少し見ていただいて、
ビフォー・アフターの卒展会場を楽しんで下さい。



だいたいどの部屋も油画はこんな感じ。

制作ももうすぐ終わりの頃
卒展の打ち合わせ


美しく磨かれた教室会場!!!







廊下もこの通り青い壁に変身。


作品部分


              このソケットも実は絵画。




           





























とまあ、このように作品に相応しい空間になりました。
この左側の赤い扉の部屋に、油画の小作品を展示しています。

この続きをご覧になりたい人は本学のNC棟(美術工芸棟)の3階、4階が油画版画の展示会場ですので。ぜひお越し下さい。卒展は3月6日まで。朝10時から夕方6時までおこなっています。
NC棟の一階(正式にはB2F)にはミニ作品、グッズも売られていますから、ゆっくり楽しんで下さい。そしてこの通学のあとにいよいよ通信卒制が行われます。(K.)

2016年2月25日木曜日

東京説明会!報告


この間の日曜日2/21に東京学舎で説明会が行われました。
雨は降らなかったけど、寒かった!とのこと。
参加された皆様ご苦労様でした。






洋画のレクチャーは「デッサンのスタート」について。





 さて
 皆さんの鉛筆デッサンのスタートです。

最初に六角形を描きます。
その次に三つの菱形に分けて、それぞれに調子をつけていきます。




           できているかな?     指導の相見節子先生。






レクチャー時間は1時間。

あっという間に過ぎていきますね。

六角形がそれぞれの立方体になっていきます。
前にモチーフがある訳ではありませんが、
こうして考えながら鉛筆で描くという事と、練り消し(練りゴムのこと)で消して描くという事を体験してもらいました。
本当は見て描く事が大切ですが、考えながら線を探ることも貴重な経験ですね。
皆さんお疲れさまでした。(K.)





2016年2月21日日曜日

卒業生、在学生グループ展「Hole of Mole」「かみはてくねん会」「庭石会」「Do 楽」展のお知らせ

もうすぐ3月。
卒業・修了展が始まり、卒業式のシーズンです。

ちょっと早めですが、在校生、OB・OGたちのグループ展を紹介しましょう。

Hole of Mole
ギャラリーマロニエ
 池田千里 島村薫 鈴木那奈、中原圭司、古川二朗
2016 3/1~3/6  12:00~19:00(最終日18:00)




島村さん、鈴木さん、池田さんは大学院生、中原さん、古川さんは2014年卒業生によるメンバーです。中原さん、古川さん久しぶりですね。皆さんの作品展開は如何なりましたか?

続いて。

第3回かみはてくねん会
2016年3/8~3/13 10:00~18:00(最終日16:00)
池坊学園1F アートフォーラムギャラリー






かみはてくねん会は毎年、この池坊の会館で開催されています。交通の便にもよい場所で大きな作品も展示できます。どこで、どれくらいの規模で行うかというグループ展を決めていくのも大変ですが、皆さん今年も頑張って下さい。

さて最後は。

第1回庭石会
2016年3/8~3/14 10:00~17:00(初日は14:00~。最終日は15:00まで)
みやこめっせ2F 美術工芸ギャラリー



「庭石会」なんて風流な名前なのだろうと思っていましたら。2014の和読みだそうです。
昨年の3月の卒業生たちのよる展覧会です。沢山のメンバーですね。卒業して1年目の皆さんの作品はどのように進展しているのでしょうか。
オープンとクローズの時間に気をつけて下さい。楽しみにしています。

もう一つ案内上頂きました。

第3回 Do・楽展
2016、3/8~3/13
10:30~20:30(出品者在廊11:00~18:00)
アートスペース余花庵



Do・楽展の皆さんは2009年〜14年度卒業生の皆さんと、現在在学生の皆さんによる展覧会です。3/8~13日までかみはてくねん会、庭石会、そして、このDo・楽と3組の卒業生達の展覧会が開催されます。通信卒業制作展は丁度2月13日から開催されますので、ぜひ皆さんの交流があるといいですね。(洋画研究室)


春画展、細見美術館にて。


現在京都岡崎にある細見美術館にて「春画展」が開催されています。

2013年から2014年にかけてロンドンの大英博物館で「春画 日本美術の性とたのしみ」という展覧会があり、改めて日本美術が大評判を呼びました。
19世紀のジャポニズム時代以来、欧米での浮世絵評価は不動のものがありますが、肉筆画での春画はその精緻な筆致、しめやかな日本情緒が浮きぼりの凄技のものです。

昨年は東京の永青文庫でも開催され長蛇の列だったそうですが私は見そこねてがっかりしていましたら、なんと京都にやってきました。



春画展 2016年2月6日〜4月10日
細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
【前期】26日(土) - 36日(日) / 【後期】38日(火) - 410日(日)術館は、公開館時間:午前10 - 午後6318日以降の金・土曜日は午後8時まで開館(入館は閉館の60分前まで) 休館日:月曜日(321日は開館)

                                                                   喜多川歌麿「ねがいの糸口」部分    ョンは、神道・仏教美術から茶の湯の美術、琳派・伊藤若冲といった江    
       

京都岡崎疎水ベリの細見美術館

いつもは静かな美術館が先日は陳列ケースの前に大勢のひと。
誠に繊細で特に豆判などの場合は、皆さん眼を凝らしてみようとしばし列が動きません。しかし、その列に並ぶ気持ちさえあれば、細やかな表現をつぶさに見ることができます。
総作品点数134点。肉筆画は43点。

そのなかで円山応挙筆の「すえつむはな」には思わず吸い寄せられました。
見事。
絵師ならば皆が皆、春画を描いたというこの特異なテーマにそれぞれの力量が問われます。
人間と人間。いや男と女。男と男。それらが一つになる大テーマですね。

もう堪能という言葉が妙に相応しい展覧会でした。

おまけにいいニュースをひとつ。

一応この展覧会は18歳未満は入館できません。
でも私たちには関係ないですね。とくに通信は。

本学はキャンパスメンバーシップ加盟していますから、入場は無料です。
窓口で学生証提示すれば、チケットもらえます。
展覧会は1500円の入場料、図録は4000円でした。やはり高めですね。

でもみなさんはフリーです。ぜひご覧になって下さい。(K.)










2016年2月18日木曜日

「なぜ闘う男は少年が好きなのか?」って知ってる?

私は知りませんでした。
けど、なんか気のそそられるタイトルですね。



cakes.mu

洋の東西を問わず、戦乱の時代に決まって栄えた<少年愛>。死を賭して戦う英雄の側近くに控える、あるいは金髪の、あるいはブラウンの、あるいは黒髪の少年たち――。戦士は少年に何を求め、少年は戦士に何を答えたのか。時に英雄を生むこともあった、特殊な愛の歴史をたどり、その起源と現代日本人の精神にも残る痕跡を探ります。



同性愛者の楽園だったイスラーム!?イスラームの少年愛

上の絵は3年担当の富士篤美先生のイラストです。cakesというサイトで、
小説家の黒沢はゆまさんのコラムにこのような絵を描かれているのだそうです。

う〜ん! 

全く知らなかったです。
cakesというサイト。

手で頁を繰る本と違うのですね。
私はアナログな世界で仕事をしているので、機械に弱くて、
このブログなどよくやっているわと自分を褒めたくなります。(関係ないですけど。)

でもあたらしい世界には挑戦したいですね。
芸術を志す人には、好奇心が大事です。


富士先生の絵画とまた別の活動のお仕事がみられますよ。
みなさんクリックしてみよう。
cakes


このついでに大学のこともちょっと紹介。
今私たちはシラバスのWeb化を進めています。

今日も山河先生がその準備をされてました。
私たち美術科のスクーリングはもちろん対面でしっかり行いますが。
他の科目では少しづつWeb授業が行われていて、すでに皆さんも参加されていますね。
シラバスもその一環。文字ばかりでなく、動画や写真でビジュアルで判りやすい指導をという大学の計画です。

パソコンを前にして授業が受けられ、シラバスも動画で閲覧?できるわけです。
(勿論従来の本の形も残しますが。)
めくるめく時代は変わり、大学も進化していきます。(K.)





2016年2月16日火曜日

卒業生展覧会「二世紀展」のお知らせ

一昨日4年生の卒制スクーリングを終えました。

4年生の皆さん本当にお疲れさまでした。
最後は皆さんが学生時代を振り返り、感想や思い出を話してくださるのですが、
思わず涙の一コマもありましたね。
私もグッときました。

「年をとって、こんな楽しい時間を過ごすとができるなんて思いも寄らなかった」という方もおられましたね。
また卒制で、本当に苦しい時期があった胸の内を吐露され、乗り越えるために毎日制作に没頭されたというお話もありました。

それぞれ皆さんの心一つに包みかねる思いが作品に注がれたのですね。いい作品ができました。
また卒制の模様をブログで紹介しましょう。

さて、卒業生の展覧会のお知らせです。
二世紀展は2003年・2004年度洋画コース卒業生を主体としたグループ展です。
今年で10回目だそうです。
2003年度といえば、本学通信が開学して6年目の年ですから、本当に草創期のみなさんですね。
10回目の展覧会おめでとうございます!!!




京都府立文化芸術会館 1階展示室
223()228()
【出展者】
小川明子、河内弘安、河原條勝己、菅晶子、小山玲子、田中秀二郎、堀昌子、山崎倫子(以上、洋画コース2003年度卒業生)
足立伸吉、大澤泰、大前明子、菊岡深智子、熊谷美知子、庄野美千代、長谷川美代子(以上、洋画コース2004年度卒業生)
石川智恵子(洋画コース2006年度卒業生)
南ふゆみ(大学院洋画分野2008年度修了生)
池内正子、阪田茂子(以上、大学院洋画分野2009年度修了生)

柚木啓子(大学院洋画分野2010年度修了生)

会場は京都府立文化芸術会館の1階です。皆さんぜひお出かけください!(K.)