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2018年5月28日月曜日

一年次京都スクーリング


 まもなく6月、本日は梅雨の声も聞こえてきそうな曇り空ですが、昨日まで三日間連続晴れの京都本学では、今年初めての一年次スクーリング「洋画Ⅰ-1a 牛骨鉛筆デッサン」が行われました。皆さん学習意欲旺盛で、今年入学された方がほとんどで、37名の大所帯でのスクーリングとなりました。
 担当は久々に一年次を担当する私、山河とベテランの水口裕務先生でゆる~い感じで行われました。でも皆さん必死で頑張ってくれましたよ。

【洋画Ⅰ-1 a 「牛骨鉛筆デッサン」】


期間:5月25日(金)~27(日)担当:山河全、水口裕務



導入を熱心んに聞かれる受講生の皆さん。


続いてデッサンガイダンス。これこれ横を向いている君…
ちゃんと耳に入っていますか?


導入とガイダンスは37名全員ですが、多すぎるので二教室に分かれてクロッキースケッチがはじまりました。


何か違うのよね~と迷いつつ場所決めをしていきます。


いざ各自の場所が決まるとデッサン描画へと進んでいきます。


これはデッサンではなく、牛骨を吊下げたモチーフです!


空いていそうに見えますが、イーゼルを立てると教室いっぱいになります。


一日目終りには、まだ四時間ほどですが見直しの時間をとりました。水口先生の発案で全員を無理やり一緒に並べてみます。


皆さんすごい速さで描画していきますが、まだまだ二日間ありますね。

基本的な注意などおかに話して二日目へ
37名もおられると、本当にさまざまな捉え方描き方が出てきます。








ほらほら此処ここですよ。とアドバイスする水口先生。



二日目ももう一度全体を並べ、明日最終日の目標をそれぞれが確認します。


 三日目は、午前中とわずかに午後に一講時分のみしか描けません。


最後のアドバイスを聞きながら、それぞれの仕上げに向かっていきます。





最後は自分で考えるしかない!


本当にこれでいいんだろうか?


ここにきて何かおかしい??


描くしかない!といった感じでしょうね。


さて最後に並んだ全員の作品、なかなか壮観です。初めて鉛筆デッサンをする人が7割ぐらいとは思えません。

 はいはい、お疲れお疲れ、皆さん本当によく頑張られました。わずか三日間とは云え、いままでにない体験をされた満足感はあったのではないでしょうか。


 水口先生の軽妙な冗談も交えながら、たっぷりと2時間半良い点とこれからの勉強点のポイントを語りながら合評が行われました。


最後までじっくりと見る水口先生の表情は、その冗談とは違い真剣そのものでした。
どうすれば皆さんのやる気を出せるか、次の課題を真剣に考えてもらえるかといったところが通信洋画教員の共通の目標なのですね。(報告:山河全)

※水口先生個展前の貴重な時間ありがとうございました。受講生の皆さんは最初のスクーリングの方も多くとても疲れられたと思います。本当にご苦労さまでした。
きっとうまく描けていないという印象を持たれた方が多いと思いますが、私たちは決してそうは思いません。絵画といえども真剣に挑んでいけば技術の向上はそれほど難しいものではありません。それよりも他者に感動させるもの、何か感じさせるものを作りだすことがとても難しいのです。その意味では第一歩の鉛筆デッサンですが、皆さんは真剣に取り組まれ、自分の力で少しずつ前へ進む工夫をしっかりされました。それが何よりの収穫なのです。きっとそのことはもう少し進みだすとよくわかると思います。
まずは恐れず描き、課題を提出してみて下さい、きっと進みだすでしょう。(Y)






2018年5月25日金曜日

学習会展覧会報告

第7回大阪クラブ絵画展

期間:5月22日(火)~27日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター

今年で第七回を数える、学習会大阪クラブの絵画展の講評会に行ってまいりました。
つい講評ばかりに気をとられ看板や集合写真を忘れましたが、また川村先生や相見先生お気づきでしたら、撮影して追加報告をお願いします。




会場へ入ると、作品も多かったですがちょうど日本画の方たちも来ておられ、30名以上の方がおられ驚きました。実際観客もおられ随分たくさんの人でにぎわっていました。



大作が並ぶ一室目、二室目どういう訳か写真を撮影しだすと皆さん順番に逃げて、
まるでガランとした会場に見えますが、念のため後ろにはいっぱいおられますので…


三室目大作力作が並ぶ中には、あれ!卒制や修了の作品も…


四室目、こちらは日本画の方たちの部屋ですね。


五室目こちらはまた洋画の方の展示室です。力作・実験作が並びます。
反対側には在校生の方の作品もならんでいました。




 六室目には日本画と洋画が並んでいます。
こちらで最後に講評させていただいたFさん
参考作家名が出てこず申し訳ありませんでした。帰ってからふと思いだしたので、こちらからお知らせしておきます。日本のゴッホと云われる「長谷川利行」です。
現在東京府中で、7月からは愛知県碧南で展覧会があるようです。



一室に戻ると、意欲的な大作が並んでいます、中には卒業制作で展示されなかったもう一点を手を入れ完成させた佳作もありました。


大阪クラブ絵画展も実験的な要素も含みつつ、回を重ねる毎に試すことを怖がらず表現へと向かう方が増えてきたように思います。


大部屋は在校生・卒業生の水彩や油彩、その他の小作品がたくさん並んでいました。




入口横のエプロンにはテンペラ小品などが並んでいます。


皆さんの成果を拝見しながらも、その後講評に時間を費やしました。


15時に伺い、たっぷり3時間弱。
皆さんのヒントになればとアドバイスをさせていただきましたが、少しは栄養になったでしょうか?
その後、本町へ移動し20名ほどのメンバーで懇親会。皆さんの元気な顔と楽しい時間をありがとうございました。
まだ日曜まで開催されてますので、お近くまでお出かけの方は是非ご覧下さい。(Y)

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あっ!
 そうそう。実は現在京都のとあるThe Loomというギャラリーで奥田先生が個展をされています。
「ヒント」と銘打ったドローイングが所せましと並んだ小さなギャラリーですが、少し解りにくい場所にあります。というのは、堀川紫明から少し上がったバイク屋さんのあるビル(淡交社ビルの北隣あたり)の三階という、本当なら判り易いところなのですが、入口が判りづらく、その上三階の一番奥のドアが空いていません。三階まで上がったら自信を持って奥の部屋を開けて下さい。中にはいきなり織機がおいてあります。
オーナーがアトリエをギャラリーにしているというところです。
 すっかり話し込み、写真を撮り忘れましたが展示は案内状の通りです。
下記に通りからの入口の写真を一枚撮影してきました。ご参考までに…




バイク屋さんの北隣の隣に入口があります。決してバイク屋さんの中からはいけませんので注意して下さい。私は「知りません!」と云われました。
エレベーターは有りませんのであしからず、階段を歩いて下さいね。(Y)