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2016年8月27日土曜日

8月末〜9月展覧会のお知らせ


大阪のギャラリー白にて8月29日から9月10日までpainterlinessという恒例のグループ展が始まります。詳しくは下記のDMをご覧下さい。


出品者のお一人、中島一平先生に、3年次に
抽象のスクーリングで学ばれた方は、この時期のギャラリー白(ハク)での展覧会を
よくご存知ではないでしょうか?
展覧会タイトルにあるようにPainterlyを構成要素としたpainterlinessという造語?の持つ意味を探しに行かれると面白いですね。


もう一つの展覧会(下)にも中島先生の作品と学部の東島毅先生の作品に出会えます。ドローイングですね。同じギャラリー白で、こちらは9/28から。




下のDMは長谷川宏美先生の展覧会案内です。これ以上DMが大きく拡大できなくてごめんなさい。
場所は金沢のPonteというギャラリーです。9月3日から16日まで行われています。

来週から少し気温が下がるとか。
秋に向かって金沢への心地のよい一人旅をしてみませんか?




2016年8月23日火曜日

京都2年次該当スクーリング報告

 今年は関東以北が台風で大変な様子、みなさんご無事だったでしょうか。
京都はお盆も過ぎたのにうだるような暑さが続きますが、今日も新しいスク-リング報告が入っています。

《洋画Ⅳ-1 静物油彩2》


期間:8月17日(水)~22日(月)
担当:藤部恭代先生・小枝繁昭先生


 連日36度近い気温の中6日間連続(S日程は3日間)のスクーリングが開催されました。
暑い京都の過酷な天候より、熱い皆さんの積極的な姿勢がとても誇らしく思いました。

前半3日間は、油彩のためのエスキースをデッサンからコラージュへと展開していきました。





 油彩を描くことを念頭に観察しながら構成しすることは、とても大切な時間となりました。
コラージュとは何か熱い検討も行われ、とても素晴らしかったです。



 後半3日間では前半で制作したエスキースをもとに油彩へと発展させました。





 各々の個性が十分に発揮された油彩に仕上がったように感じます。






今後の展開がとても楽しみです。これからも頑張っていきましょう。
(報告:藤部先生・小枝先生)


※私も先日京都学舎の講座を担当しましたが、猛暑の中参加された方たちが、コースに関わらずとても熱心に受講されていました。今回の静物スクーリングは専門必修なので、なおのこと熱心に取り組まれていたことでしょう。まさに頭の下がる思いです。

 ここで得たモチーフをコラージュにし、絵画造形へと変化させていくという経験は、きっとこれからの制作の糧になってくれるはずです。(Y)

2016年8月21日日曜日

外苑キャンパススクーリング報告

 この暑い中、外苑キャンパス、大阪サテライトキャンパス、京都本学キャンパスの三か所で多くのスクーリングや芸術学舎講座が続いて行われています。

 通学の一年生もそろそろラウンジ近辺での巨大な共同制作が始まります。
受講者の皆さんや先生方のみでなく、スクーリング・講座実施担当者や事務局も毎日のように教室設営や材料準備に走りまわり、本当にご苦労さまです。
 
かく云う私も、昨日今日と続いて京都学舎の講座でヘロヘロ状態ですが…
皆さんの熱心な姿勢に負けぬよう頑張っていきたいと思います。

さて、今日は東京の小林先生から外苑キャンパスで行われた「静物木炭デッサン」の報告が届きましたのでアップさせていただきます。

《洋画Ⅰ-2 静物木炭デッサン》

期間:8/12(金)14(日)担当:小林良一先生


今回のカリキュラムの特徴は、モチーフが大きいことと描画に
使用する紙も通常の木炭紙の倍の大きさがあるということです。

いろいろな場所からスケッチをして、構図を決めていきます。画面を縦にするか横にするかも試してみます。
構図に正解というものは無いと思いますが、今回の場合、対象を小さく描くと、ミニチュアのように見えることがあるので、大きく描くことを薦めました・・・がモチーフを全部描きたいという人もいて、それもいいかなと思いました。
同一のモチーフであっても、何に着目するかによって構図が決まっていきます。



制作の進行は、どんどん木炭をのせて行く人、ゆっくりと重ねていく人とさまざまです。



 二日目の終わりには壁に並べて中間講評です。現在の画面の状態を確認して、明日何をすればいいかを明確にするための講評です。



パイプ椅子、普段は描こうとすることは、まず無いと思います。いざ描いてみると、角度によっては背もたれの形状など意外と難しく、しかし描けてくると、このパイプ椅子が魅力的なものに思えてきたりもします。

描き進めていって、一つ一つの対象の質感が画面に表れてくるとどんどん描いて行けそうな気になります。












 力作の揃った講評会になったと思います。







(報告:小林先生)

※本当に構図や描き方とは人さまざまですね。多分近くで見ると自分の巧拙ばかり気にして感じにくいことかも知れませんが、こうして全体を見せていただくと本当に皆さん粘り強く頑張っておられますし、なによりも木炭の色が美しいですね。

よく頑張ったぞ!という心理的評価も続けていくうえで大切なことですが、なによりも自分のデッサンや他者の作品の中にある良さ、美しさを感じる心が芸術心を育ててくれます。是非自らの感性を磨くということを実際の制作と合評などの中で見つけていってください。
小林先生、受講生のみなさん暑い中本当にお疲れ様でした。(Y)




 


2016年8月20日土曜日

院生による展覧会のお知らせ–

皆様。残暑お見舞い申し上げます。
如何お過ごしですか?

立秋を過ぎてもなお、関西では日中カンカンにお日様が照りつけて、気温は相変わらず上昇中です。
京都では現在2年次の「静物油彩」が6日間通しで、スクーリングを行っています。
明後日月曜日まで。
その後、引き続き3年次の「人」が(6日間通しで)始まります。
東京外苑キャンパスでは2年次の「静物油彩」がそろそろ始まります。
忙しい毎日ですが、皆様夏場の体調管理をくれぐれもお気をつけて下さいね。

さて
8月の終わりから、ギャラリーのお休みが明けて展覧会が始まります。
今日は現在大学院在籍者の2つの展覧会の紹介をしましょう。
お近くの方はぜひお出かけください。

第9回 灯り展2016
ギャラリー唐橋 077-531-1310
2016.8/17~8/28
11:00-18:00(最終日16:00) 
24(水)は休廊




このギャラリーは滋賀県の石山駅からからほど近い瀬田の唐橋の左岸にあります。
瀬田の夕照といえば近江八景の一つですが、
近辺には古いベンガラ塗りの格子でできたお家などもあり、おだやかで懐かしい風情があります。
網さだという料理屋がギャラリーの向かいにあって、瀬田川に船を浮かべ鯉の洗いや天ぷらを食べさせてくれました。昔のことですが…。
滋賀県ってほんとにのどかでいいとこ。

このギャラリーで院2年の水上卓哉君が出展しています。水上君は名古屋に在住。
でも最近よく展覧会のオファーがあるとのこと。いいですねえ。頑張って下さい!
ギャラリの帰りがけに、卒業生の浜田一夫さんにお会いしましたよ。皆さん熱心です。



水上卓哉さん作品「陰影」

そしてもう一人。院1年の龍神悦子さんの展覧会です。

龍神悦子展 秋の色
2016.9/9~9/17
Gallery Amrita
ギャラリー&カフェ アムリタ
06-6209-0050








龍神さんは、上の紹介があるように、紙にクレパスやアルキド樹脂絵の具などで、
塗ったり消したり、また釘で引っ掻くなど、さまざまな自分の手跡を確かめながら、描く過程を楽しんで制作を続けておられるように見えますね。

「才能だけではよい作品はできない。」
アンパンマンの作者やなせたかしさんの言葉です。
「がむしゃらに努力すればよいのかというと、そうではない。結局はその人がどう生きているか、なのだ」と。
うーん深いおことば。
洋画のキャッチコピー。
「描くことは生きること」「絵筆を持って墓場まで」 ? 関係ない? (K.)



夏版!卒業制作

 次々とスクーリング報告が入りますが、少し前に行われた
卒業制作スクーリングA日程の報告です。

《卒業制作2・A日程》

日程:85(金)87日(日)

担当:中原史雄・相見節子
一日目
久しぶりの顔合わせ。
春から取り組んだテーマ研究の合評から始まりました。
50号を描くのは初めてという人もいましたが、プレ卒制作品とも言えます。
力作が並んで講評にも力が入ります。









○二日目

慌ただしくも次に取りかかる100号のためのプラン・エスキース発表会。
学生の司会進行で一人ずつ発表、質問や意見が交わされました。同時に行われる50号の振り返りが大切です。










○三日目
それぞれ個別に担当の先生と相談、中原先生の絵具はしっかり混ぜることという実演、
100号を送るための箱作り実演もありました。




9月からは両日程揃ってのスクーリングです。自宅での100号制作は大変かも知れませんが、納得のいく画面を目指してがんばってください。(A.)