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2016年8月15日月曜日

京都1年次該当スクーリング報告

 お盆の帰省ラッシュのさなかですね。いや~!暑い中本当に皆さんご苦労さまです。
私も13日に日帰りで墓参りをしてきましたが、夜になって道路が混みだし帰ったらなんだか疲れてしまいました。

 古野先生より1年次該当スクーリング「人体油彩Ⅰ」の報告が届きましたのでアップします。
8日から13日まで6日間通しで受講された方たち、先生方本当にお疲れさまでした。
熱中症への注意ばかりではなく、溜まった疲労もしっかりととって下さい。

《洋画Ⅱ-2 人体油彩1》


前半:8月8日(月)~10(水)
後半:8月11日(木)~13日(土)


担当:古野恵美子先生、西垣肇也樹先生


お盆前の昼間の気温が35度を超える暑い京都で、人体油彩1のスクーリングが行われました。前半の木炭デッサンはS日程の方も含めて31名。後半の油彩は17名の参加でした。
外の暑さにに負けず、教室の中も集中されていた皆さんの熱気でいっぱいでした。
受講された皆さんお疲れ様でした。


クロッキー。短い時間で人体の動きや量感を大きくとらえることを目標に、半日かけて取り組みました。
初めは時間が足りず、10分でもは描き切れなかったポーズも、後半は3分で1枚。ぐいぐい鉛筆が動くようになりました。


毎日のモデルさんのポーズ終了後、人体の骨格や筋肉の話、油絵具の道具や基本的な使い方の解説、色彩についての小講義や、キャンバス張り作業などがありました。

補色対比?視覚混合?バルール(色価)?耳慣れない言葉に戸惑いながらも、実際に画面でやってみたらどうなるのか、皆さん積極的に絵具を画面に置いて、いろいろ実験、工夫しながら取り組んでおられました。絵具の置き方や混色の幅がぐっと広がった方も多くいらっしゃいましたね。

2人1組でF30号の木枠を組んで張っていく作業は、日ごろ金槌など持ったことのない方も頑張りました。
自分で引っ張った画布が少しずつぴんと張られていく様は、なかなか嬉しいものでした。



全員のデッサンです。写真は小さいですが、31名分となると壮観です。

 
キャンバスに、木炭で大まかな形が入ったところです



完成した作品を前に1人ずつコメント中





油彩作品完成。同じモデルさんでも、見る角度や描く人によってずいぶん印象が異なります。人体を描くことに加え、小講義や作業など、頭も身体も大いに忙しい、熱く充実した6日間でした。


(報告:古野先生)

※暑い中のスクーリング前半31名、後半17名の指導だけでも大変ですが、写真を見やすく編集までして下さり古野先生、本当にありがとうございました。
 本当にデッサンも31点ならぶと壮観ですね。

 スクーリングは本当に並んだ作品を互いに見比べることができる貴重な機会ですね。
それぞれの個性も見え、それぞれに自分の絵を一番客観的に見る事ができる勉強の場です。
うまくできなかったから…、技術不足だ…などと反省一色にならず、自分の描いていた時の印象と合評での見え方の差をしっかり意識することが大切です。

どうすれば感じていたことに近づけるかを積極的に考えられる大切な機会、という風にとらえてみて下さい。きっと、たくさんのヒントに気が付くことと思います。自信をもって描くことが大切です。
(Y)