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2014年4月14日月曜日

本学通信教育部入学式が行われました!


 新入生ならびに編入生の皆様。そして大学院生の皆様。ご入学おめでとうございます。

通学部の入学式に引き続き、昨日の日曜日に通信教育部の入学式が本学の講堂で行われ、大勢の新入生、編入生で学内は清々しい熱気に満ちていました。
尾池学長のご挨拶のなかで、「こども芸術大学に入学してきた子供達は下は3歳から、そして通信教育部の学生には最高年齢者で94歳の方がおられるとの事。3歳から94歳までの学生を抱えた大学は他にはいないだろう」というお話。本当にすごいことですね。

入学式の後それぞれのコース、領域のガイダンスが各部屋にて行われました。



ガイダンス説明会場にて話に耳を傾ける洋画の新入生の皆さん。洋画の参加者は多かったですね。



前には各学年担当の先生方。洋画コースのお話など。


1年最初のテキスト課題の「塊を描く」の課題説明.
皮ジャケットの方は一居先生です。



鉛筆たち

一居先生は今年は1年生と2年生担当の先生です。熱血先生ですから遠慮されずに指導をどんどん乞いましょう。デッサンは眼と手をフル動員します。普段何気なく見ているものもじっと凝視観察してみると、いつもは感じなかったモチーフの魅力が段々見えてきて、描く時間が楽しくなってきます。上の写真の鉛筆もまず家にあるもので構いません。今日のガイダンスではuniの鉛筆をおすすめしましたが、最初から全部揃わなくても大丈夫です。ただ写真のようにカッターナイフで鉛筆の先を尖らして使ってみてください。
何の為に?と思われるかもしれませんが、トライしましょう。案ずるより産むが易しです!失敗を恐れず、度真剣にやってみること。継続する力は平凡な人を非凡な人へと変えていきます。

洋画コースの教員とスタッフ(全員ではないのですが…)

テキスト科目を提出されたら、スクーリングも始まります。添削指導にせよ、対面指導にせよ、層の厚い教師陣の丁寧な指導が皆さんを待っています。ではまた大学で!!(K.)



2014年4月4日金曜日

展覧会「梅原猛と25人のアーティスト展」

前回同様、高島屋での展覧会の続き。
「梅原猛と25人のアーティスト」展のお知らせです。
哲学者梅原猛先生の卒寿記念展として25人の作家が出展しています。
野見山曉治先生も御年齢90歳を超えてなお現役バリバリのお元気さ。梅原先生も同様、御本を毎年何冊も出版されていますね!勇気いただくばかりです。

ぜひ「梅原展」に、お出掛けください。
本学教員も数名出展。私、川村悦子の絵も並んでいます。


梅原猛先生の書「霊がふるふる受けとめよ」


詳細は上をクリックしてください


2014,4/16~4/22   京都高島屋6階美術画廊 京都から高島屋他店に巡回です。(K.)

野見山曉治展を見に行きませんか?



 昨日43日は本学通学部の入学式でした。
満開の桜が咲き誇って、ほんとうに入学式日和のいい一日でした。
来週13日はいよいよ通信教育部の入学式です。京都に続き、翌週には東京でも入学ガイダンスが行われます。新入生の皆さんお会いできることを楽しみにしています。

先日、日曜美術館で野見山曉治さんの特集がありました。
残念ながら見逃してしまいましたが、今日京都高島屋の美術画廊で先生の個展を拝見しました。
むかし野見山先生の九州のアトリエにお邪魔したことがあって、画家のアトリエというのはやはりその人を表すのだなあと、学生たちと感激したのを覚えています。
先生は自然光のなかで制作されていました。

さて高島屋の展覧会は、というよりデパートでの個展は先生は初めてだそうです。

「はじめまして百貨店 野見山曉治です」

 高島屋京都展:2014,4/2~4/8  6階美術画廊

            東京展:2014,4/30~5/6 6階美術画廊
            横浜展:2014,5/28~6/3 7階美術画廊

「予想もしない」2013年120号(部分)

ユニークな展覧会タイトルですね。
タイトルと云えば作品タイトルがとても素敵でした。例えば上の絵の

「予想もしない」とか、


「ずっと留守」

「誰にも負けない」

「また会った」

「ふり返るな」


等など面白いですね。それで絵はどういう絵かというと、全くの抽象です。
何かしら作品の背後から先生がにやにやされているお顔がみえそうな気がします。
ここに作品掲載できないのは残念ですが、やはり自分の眼でじっくり絵と対面するのが何よりでしょう。




上の本は今回の図録です。
右作品「また会った」です。
不思議なもので、そんなタイトルにのせられて絵を見てしまいますね。

野見山曉治先生は1920年生まれ。
絵画もさることながら、精神も肉体もお若いのです。
ほんとになんか秘訣があるのかな?

近年美術館での回顧展が相次ぎ、また公の空間に巨大なステンドグラス壁画を幾つも完成されていて、とどまるところのないお仕事ぶりです。

野見山先生のコメントが画廊に掲げられていました。最後のくだりだけご紹介。

「かなり爺々になったが、絵描きは罷めん。自分の絵はとっくに滅びていても、本人は気付かんので、いつまでも幼い顔のままでいる。デパートで展覧会をするのは、生まれて初めてだ。観る方にとっても、こんな絵、生まれて初めてだろう。好きか嫌いか、それでいい。もうここいらで、習い覚えた絵の作法は捨ててしまいたい。なりふり構わず、絵だか何だか自分ではそれと分別のつかない世界へ入って行けないものか。」


絵描きとはいつまで未知の世界に向かって進んでいくのだろう。すごいな。怖いなあ。              
                                                                                                                                              (K.)