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2018年1月31日水曜日

1月最後の週の展覧会と入学説明会

 4年卒制の第一弾として、最終スクーリング報告がされたばかりですね。
山河先生ありがとうございました。

今年はスクーリング時期が少し早まったのですが、皆さん早い対応だったと思います。
教員も5つに分かれた教室を行ったり来たり。
階段の上り降りも良い運動でした。
それでも学生さんの中にはほとんど立ちっぱなしで4日間をすごされた方も多くて、
絵も関心しましたが、描く姿勢にぐっと動かされた私です。

4年生のお一人の冨森努さんが昨日からグループ展をされています。
ご紹介しましょう。

 京都の丸太町寺町を一本下がったART SPACE MEISEI というギャラリーですね。
2月8日までですので、仲間の皆さんぜひ訪ねてあげてください。

2月から3月にかけて、修了生や、卒業生の皆さんからの展覧会案内状が研究室に届いています。
順を追ってお知らせしますので、ご予定のある方はぜひ研究室にご一報ください。
4年生の皆様。お疲れ様でした!(K.)
さて
今週末に洋画コース入学説明会が行われます。
京都2月4日(日)13:00~ミニ講義「描かれた女性たち」 相見節子先生
        14:00~コース説明会(洋画体験あります)
                         山河全先生
                         由井武人先生


            ぜひいらして下さい 3人の教員が皆さんのお手伝い致します。






2018年1月30日火曜日

2017年度卒制最終スクーリング報告

 全学年含め名実ともに今年最後のスクーリングとなった卒制最終スクーリング、京都は初日から寒波襲来でした。
初日の朝は路上はまだ雪が固まり凍った状態でしたが、皆さん元気に集合して下さいました。今年から四日間の最終スクーリングが京都で行われ、無事全員が卒業制作を仕上げ撮影まで終えました。
 あとは、卒業制作展を待つだけといったところです。周囲でもインフルエンザの方がたくさん出ています。みなさん体力が落ちぬよう十分気を付けて下さい。

《卒業制作Ⅴスクーリング》第一弾!


期間:1月25日(木)~28日(日)

担当:川村・相見・奥田・山河


最終スクーリングとあり皆さん必死、描くこの雄姿をご覧ください!



描く側も指導する側も最終戦に挑むかたちです。


最終戦とはまぎれもなく自らのとの闘いです。初日にいままでの画面が消え、そこから新しい画面が数日間で生まれている方も何人かおられました。


洋画の場合、単なる体裁を整える数日間ではないことが判ると思います。


二日目に入るとそろそろ額に色を塗る方も現れだします。


今年はO先生のご指導で妙にカラフルな額が増えたようです。


制作風景はどこも同じ、4~5教室に分かれた皆さん、黙々と作業をしていきます。


この緊張感は卒制ならではですが、
この一年を超えることで皆さん自信がつき巣立っていくのです。


最後の最後で時間との闘いをする方、自作品との会話をしながら進みます。




最後だからできること、最後だから手を入れられぬこともあります。



これもいいんじゃないの…、えっ!これでフィニッシュですか?


我が道をいく!


どっちがいいでしょうね。さあどっちかなぁ~


三日目は審査、ここはああして、そこはこうして…撮影作品の指導にも熱が入ります。



とにかく自分の思ったことをとことんやりきるのが卒制、それでこそ力がつきます。


どの部屋へいっても100号が満杯。53名106枚の絵がぎっしりでした。


 三日目の午後遅くからは額装実演をして皆さん最終段階に突入です。


私達も疲れており、あれおかしいな「先生、逆と違いますか?」
などSAに指摘されながらのデモでした。
 

まあ、でもなんとか4日目には撮影を終え、二点の額装と梱包を終えた
2017年度の卒制最終スクーリングでした。
みなさん本当にお疲れさまでした。
人数も多いので満足に写真を撮ることもできず、SA任せですので時間軸に沿った
写真がなくすみません。また発掘できた状態で補充していきます。
第二弾目をご期待下さい。(Y)




2018年1月24日水曜日

京都・冬の一日体験入学

1月21日の日曜日、京都本学で恒例の
冬の一日体験入学が行われました。
東京に引き続き、京都でも油彩体験の授業です。

天気は晴れ。
寒い一日でしたが、参加された皆さんはお元気そのもの。
その晴れやかな授業風景をお伝えします!





米国の画家R.ディーベンコーンに挑戦します。













こういったディーベンコーンの作品から、描きたい作品を1枚選択してキャンバスにトレースし、初めての油彩に挑戦します。

最初はレクチャーから。

米国の画家R.ディーベンコーンは余り馴染みがない方も多かったのですが、抽象表現主義が盛んだった1940年代に活躍し、1950年の半ばにはフランスの画家マティスの影響を受け、一端具象画に戻ります。そして具象と抽象はざまのような作品から、1960年代には、アメリカ西海岸をイメージしたオーシャン・パークシリーズで新たな抽象画を創り、世界的な名声を博しました。



見なれない画家の作品に皆さんとまどいながらも、制作の手順が分かると一斉に行動開始。油彩実習の2時間が始まります。

教員3人が指導にあたります。

          





トレースして

キャンバスに転写

使う絵具は3原色とホワイト。

デッサン室の石膏像が並んだ部屋で制作。



絵具の混色は皆さん十人十色。


集中!!!

楽しい!!


面白いね

参加者の作品とパレットを紹介しましょう。





最後は箱にいれて油彩の完成です。




 













キャンバスは乾いていませんから箱に入れたまま床におろして上から眺めます。
グループごとに講評会です。
山河先生

富士先生
川村です。
講評会の後は洋画コースの紹介です。


34名の参加者の皆様お疲れさまでした。

皆さん初めての油彩画体験は如何でしたか?
楽しく描くのが大切と富士先生
油絵の感触に驚かれた方も、余り神経質にならずにすむと楽しまれた方もたくさんおられました。
皆さんが描かれた初の油彩画はディーベンコーンという立派なお手本がありましたが、
今後はご自分の絵を描いていただくことになります。
学ぶ事は容易いことではありませんが、お一人お一人の表現がキャンバスという白い画面に現れるのは素晴らしいことです。

その勉強をぜひ洋画コースで一緒に致しましょう。お待ちしています。
お疲れさまでした。(K.)
次回の洋画コース入学説明会は
京都2月4日(日)ミニ講義「描かれた女性たち」と油彩体験              (相見先生・山河先生担当)
東京2月18日(日)ミニ講義「描かれた静物たち」と                  油彩体験(川村担当)  です。皆様ぜひお出かけください。