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2014年3月29日土曜日

2014年 「春の顔見世展」(美術工芸教員展)オープニング


 前回に引き続き「春の顔見世展」の宣伝です。
 3月27日より京都造形芸術大学美術工芸領域の通学・通信の専任教員全員による展覧会がギャルリ・オーブにて始まりました。4月23日(水)まで開催されていますので、大学近くまで来られた方は是非ご覧ください。
 この機会にどのような教員が居るのかご覧になると良いかと思います。
本日29日(土)17:00にはオープニング・レセプションが行われ、台湾からギャラリストなども訪れしきりに撮影をしていました。





以上ご報告と再々のご案内まで…(Y)

美術工芸学科教員展覧会「春の顔見世」と 関西二科展のお知らせ

前回お知らせした、美術工芸学科教員展覧会「春の顔見世」が本学ギャルリーオーブにて
3月27日から始まりました。
29日17:00にオープニングレセプションが行われます。

美術工芸学科の「春の顔見世」展は確か今回で3回目。4年ぶり?
本学全学科の教員展として毎年春に催されますが、大学の学科が増えるにつれ、開催年次は順番待ちなのです。
まるでオリンピックみたい。

美術工芸学科教員も人数が増えて36名による大きな展覧会となりました。
卒展が終わってまもない本学ですが、今度は様々なスタイルの教員の作品が並んでいて、それはそれはにぎやかです。

桜も開花してきましたね。瓜生山の私たちの「春の顔」にもぜひ足をお運び下さい。






ぎょっとする入り口

美術工芸学科長の作品です。

巨大なタコ?の背後の会場のさらに奥に油画(洋画)が展示されています。

染織、日本画、陶芸、立体がオープンに並んでいます。

油画(洋画)教員10名の作品









4月9日(水)、4月16日(水)9:30〜ギャルリーオーブにて公開授業を行います。
こちらもご参加いただけると嬉しいです。

もう一つ展覧会のお知らせです。

関西二科展
京都市美術館
4月15日〜4月27日(月曜休館)
9:00~17:00  (最終日4:30)
中原史雄先生が出品されています。

春と秋には各団体展も顔見世が行われますね。
春の方は地元作家が中心となり、若い画家たちが競う場にもなっています。
団体展出品を希望される方は。秋の本展を目指して春の展覧会で勉強されるといいですね。頑張って下さいね。(K.)














2014年3月19日水曜日

春の顔見世ー展覧会が目白押し!


吹く風も春めいて暖かくなってきました。
もうすぐ桜が開花しますね。お花見もよいのですけれど、展覧会も満開?です。
心の栄養を取りに外へ出かけませんか?
東京、京都、大阪の展覧会をいくつかをお知らせします。



 *「ミヒャエル ボレマンス:アドバンテージ」展(上)
2014年3月30日まで
原美術館(東京品川区)
会期が残り少なくなりました。ベルギーの現代美術家ボレマンスの絵画30点余りを展示。原美術館の閑静で自然光の美しい会場での展示は、ボレマンスの希望とか。
具象絵画ではあるが、画面は意味をもたらさない不可思議さと暗示に満ち、見るものの解釈に委ねられるようです。



*「ラファエル前派」展
2014年4月6日まで。
*「アンディ•ウオーホル」展
2014年5月6日まで。
いずれも森美術館(東京六本木)
前者は森アーツセンターギャラリー。後者は森アートミュージアムにて。


            ジョン•エザレット•ミレイ『オフィーリア』部分

テート美術館の名品72点がゆったりと展示され、解説も丁寧で見やすい内容。
なんといっても色彩が美しい。角から角までに湛然な描写には敬服します。しかし少しも息苦しくありません。19世紀半ば英国のアートに旋風を起こした絵画群。それを描いた画家たちもスキャンダラスな三角関係で、華麗な女性モデルたちの美の競演にもご注目。

アンディ•ウォーホルの作品に圧倒されます。


ラファエル前派とアンディ•ウォーホル展が森美術館で同時に見られるなんて(勿論別料金)ラッキー。この取り合わせが面白いですね。
ウォーホル展では館内にかつて彼が使っていたファクトリーがイメージ再現されていてが等身大のウォーホルに出会える楽しさもあります。それにしても作品量が半端ではない多さとその展開力のすごさに圧倒されます。彼のコメントも魅力的。「将来誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう。」などなど。作品もさながらコメントにも眼から鱗。
ビジネスアートなる言葉も彼が最初とか。ともかく新たな発見と意外性に打ちのめされる事請け合います。





*「春の顔見世」展
2014年3/27-4/23
京都造形芸術大学ギャルリーオーブ
本学美術工芸学科全教員の展覧会です。タイトルに相応しく、私たち教員の様々な表現をぜひお楽しみください。




*「こども展」
2014年4月19日ー6月29日
森アーツセンターギャラリー(東京六本木)
モデルは可愛い子供ばかり。モネ、ルノワール、ルソー、マティス、ピカソによる名品。
オルセー美術館とオランジェリー美術館の支援のもと、およそ2/3が日本初公開の90点の子供の肖像画展。





*「バルチュス展」
2014年4/19-6/22
東京都美術館(東京上野)
2014年7/5-9/7
京都市美術館(京都岡崎)

バルチュス没後初めての日本での大回顧展。バルチュスの奥さんの節子さんは京都のご出身です。私は芸大学生時代に京都市美術館で初めてバルチュス展を見ました。バルチュス氏は京都市美術館の自然光の入る大陳列室を見て、ここで展示したいと希望され、展覧会実現の運びとなったと聞いています。

*「アンドレアス•グルスキー展」
2014年21/-5/11
国立国際美術館(大阪中之島)
2014年7/3-9/16
国立新美術館(東京六本木)

「ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキー(1955年-)による日本初の個展を開催します。ドイツ写真の伝統から出発したグルスキーは、プリントの大型化をリードし、またデジタル化が進んだ現代社会に相応しい、すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築し、国際的な注目を集めてきました。
本展覧会には、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川Ⅱ》(1999年)、《シカゴ商品取引所Ⅲ》(1999年)、《F1ピットストップⅣ》(2007年)、《ピョンヤンⅠ》(2007年)、日本で撮影した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012年)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約50点の作品が一堂に会します。衛星からの画像を基にした「オーシャン」シリーズ(2010年)や、川面を写す「バンコク」シリーズ(2011年)など、その作品は近年ますますコンセプチュアルな様相を強めています。同時に、まるで抽象絵画のような写真は、写真を使った画家とも言えるグルスキーが開拓した新たな境地を伝えています。」(国立国際美術館のサイトより)


学生の皆さん、外出時には学生証をお忘れなくね。(K.)

2014年3月18日火曜日

また逢う日まで!

3月15日、無事に通信卒業式が終わり、翌日には卒業制作展も閉幕しました。
この一年4年生という最終学年を担当して、瞬くうちに月日が過ぎた事を感慨深く思います。皆さんご苦労様でした。
今回は4年最後の報告です。(何回最後って云ってきたのかな?)
謝恩会の模様と16日に行われた卒展会場での講評会の模様を紹介します。





謝恩会の時の皆さんの寄せ書きです。卒業ほやほやのみなさんの気分は最高潮(?)
どうぞ今後も存分に絵画の筆をお振るい下さい。



乾杯の音頭をとられる山河先生。

制作時と打って変わった麗しの紳士、淑女たち。

16日ギャルリーオーブでの合評会を説明される相見先生。日曜とあって会場は多くの鑑賞者が。

左から、石田先生。中原先生、山河先生、相見先生、由井先生。

右から一人おいて、富士先生。藤部先生、由井先生。今回は4年担当教員に加え、若手の先生方にお越しいただき講評をお願いしました。(右端の方は今年度卒業生の杉森さん。)


富士先生のお話に身を乗り出して耳を傾ける鑑賞者の方々。あれっ当の本人の学生たちはどこにいるの?
講評会には私、川村も参加しておりました。念のため。


こうして卒業式から講評会まで忙しく時が過ぎて、講評会の後は搬出の準備が始まりました。搬出が終わると、外はもう夕暮れ、春の温かい宵闇に包まれます。
誠に「闘いすんで日が暮れて」に相応しいこの一年の終焉でした。
皆さんありがとうございました。
また逢う日まで、どうぞお元気で。(K,)

2014年3月13日木曜日

グループ展報告

相見先生から展覧会画像報告が届きましたので画像をアップしておきます。
 

《第1回 かみはてくねん会展》


 2009年度卒業生24名の展示。「Do-楽展」と同様に10日に陳列と相見先生による合評会が行われました。年度も違いますが、一次会を終えた何人かの方は二次会でDo-楽展と合流してにぎやかな一日でした。
 最後の午後零時までお付き合いしましたが、さすがに疲れました~。
「かみはてくねん会」方々、各先生それぞれに見に行ってくださっていますが、私はまだ行けていません。そのうち伺いますので宜しく!

4年の熟成期間を経て誕生した「かみはてくねん会」の
記念すべき第一回展は池坊学園1階アートフォーラムギャラリー2室を使って開催中。
中心になって進めてこられた担当の皆さん、ここまでお疲れさまでした。
四条室町と大変便利なところです。ぜひお出かけください。(以下太字は相見先生コメント)


柱との関係がなにか祭壇のようですね。


あの後姿はどこかで見たような?由井先生ではないでしょうかね。

 
       講評会の後は場所を変えて懇親会。 久しぶりの顔もあって近況報告に話が弾みました。
                  懐かしい顔ぶれ、ご無沙汰です。


島津さん!あなたは両方へかけもちですか。


搬入日に集まった皆さん。関東、九州からも来ておられます。
さすが相見先生!ちゃんと集合写真を送っていただきありがとうございます。

         では皆さん次回に向けて制作がんばってください。(A)

とまあ、二つの卒業生の方たちのグループ展を掲載しましたが、みなさん頑張っておられるようです。お時間の許す方は是非見に行ってあげて下さい。もちろん卒業制作の方もお忘れなくお願いします。ではまた、16日の卒制公開合評で!!

2014年3月11日火曜日

グループ展報告

さて引き続き、先の案内でご存知かと思いますが、この卒制展に合わせて2009年度卒業生と2011年度卒業生(が中心の)が二カ所でグループ展を開いています。

 ひとつめは四条室町池坊アートフォーラムで行われている「第一回かみはてくねん会展」、もう一方が河原町今出川下ったところにある京都画廊の「Do-楽展」。
 それぞれから搬入日である10日に教員による合評の依頼があり、前者が相見先生、後者を山河で昨日行ってきました。
 まだ相見先生より画像が入っていないので、私の行った「Do-楽展」だけ先に報告掲載をしておきます。

《第二回 Do-楽展》


 2011年度生が中心となる31名が参加。13時ごろ途中を見に寄った折、どのように作品をならべるか苦心されていましたが、合評時間の15時になると、みなさんもうすでに展示を終え合評待ちの状態で、作品搬出の送付票の記入をしておられました。
 さすが卒業制作を終えた方たち、手際の良さは抜群でしたね。



15時には、すでにオープニングの用意も整い、準備万端!




サイズはまちまちですが、それぞれが続けるための悩みがよく見えます。



これらを前にたっぷり二時間の講評を行ってきましたが、
みなさん熱心に聞いてくれていました。



新設の信号機のみが目に飛び込んできたのでしょうね。


ベナレスの旅行で感じたことが明るい色彩になっています。


それぞれが卒制で掴んだ表現の中で研鑽されているのが良く理解できます。


ともかく、この「Do-楽展」の趣旨は気楽に集まり展覧会をするというところにあるようですが、
参加者は悩みながらの制作でしょうし、お世話される方たちは本当に大変だと思います。
気楽でも互いに研鑽する意味はあるので、是非長く続けられるよう頑張って下さい。

もう一方の「かみはてくねん会展」は相見先生からの報告があり次第掲載いたします。それまでしっばらくお待ちください。
なお、
ブログ前掲に二つの展覧会DMがありますので、お時間のある方は是非でかけてあげて下さい。(Y)

 

●卒業制作展・修了制作展がはじまりました!!!

 前回の3月8日(土)の搬入展示報告に引き続き、3月9日(日)より2013年度「卒業制作・修了制作展」が始まりました。
 会期は16日(日)の16:00までですので、みなさんこぞってご覧いただければと存じます。
 
 9日(日)には、入学説明会も加わり多数の来場者の方が来てくださいました。併せて、11:30より学長が熱心に巡回して見て回っておられました。ちょうど用事があり、説明を頼まれましたので求められたものだけ解説をしました。
 結果、学長賞は洋画からは出ませんでしたが、大学院・学部ともにみなさん力作ぞろいで見ごたえ十分ですよ。
 16日(日)最終日には12:30から会場での公開合評が行われますので、まだの方はその折にでも是非来場ください。


《卒業制作展》 3月9日(日)~16日(日) 於 ギャルリ・オーブ一階会場



今年は新主任の川村先生がこだわった展示です!


上写真:一番右が研究室賞の島村さんの作品です。



会場にはそれぞれの力作が揃っています。



上写真:左から二番目が優秀賞の山本さんの作品です。ロバでしたっけ?



上写真:中央が優秀賞の堀さんの作品、「クモ?蟹?」ではなくモチーフはヤツデです。



■3月16日(日)12:30~15:30会場での公開合評開催!!


 恒例の公開合評。
やはり、卒業しても後輩の作品は気にかかるらしく、例年東京からも多くの卒業生がこのために来てくれます。



《修了制作展》3月9日(日)~16日(日) 於:ギャルリ・オーブ二階会場

こちらは、大学院修了制作展、おなじくギャルリ・オーブの二階会場に洋画の院生たちの力作がならんでいます。一階を鑑賞されましたら、忘れずにご覧ください。






               洋画大学院だけで17名という多さ、一室すべてを洋画で埋めています。



それぞれのテーマに基づき、学部よりは少し大きめの作品での発表です。



※以上、かいつまんでの報告ですが、洋画学部と大学院の卒業制作・修了制作展がはじまったお
 知らせです。是非ブログ上のみでなく会場まで足を運んでみなさんの苦労の結晶をご覧ください。
(Y)