2017年5月26日金曜日

展覧会レビュー

5/22に東京キャンパスでの面談後、国立新美術館での草間彌生展とミュシャ展に出かけました。

草間展は最終日でしたので、大変な混雑ぶり。
チケット購入も、図録購入も、もうどこもかしこも大行列というありさまでした。


国立新美術館開館10周年


  草間彌生 わが永遠の魂

(会期終了5月22日まででした)


1929年生まれ。現在88歳。


 第1室目は撮影OK.

1室目の「わが永遠の魂」シリーズは2009年に着手され、現在も描き続けられている大型の絵画連作です。現在ではS120にほぼ統一された正方形のカンヴァスに、アクリル絵具を用いて、強烈な色彩で描かれています。



会場は初期作品、ニューヨーク時代(1957〜1973) 東京時代と続き、草間彌生作品の全貌を見る事ができました。



《残夢》
1949年(作品写真は国立新美術館ホームページから。以下作品も)




The Man 1963 広島市現代美術館蔵    



        

    
              《黄樹》1992 フォーエバー現代美術館蔵"



























体調を崩し、1973年に帰国してからは、入院しながらも制作を続けます。NHKのドキュメントでしたか、草間さんが入院先の病院からアトリエに通って一心不乱に制作をする姿が紹介されていましたね。あの独特の赤い鬘をかぶり、きっちりとメークアップもほどこしてご自身を鼓舞するような姿が。
世界を股にかける昨今の姿からは想像もつかない、もう一人の?自分自身と格闘しながら、繰り返し水玉やネットなど従来のモティーフを扱って具象的なイメージと組み合わせた作品を次々に生み出してきたのですね。
女性にしかできない仕事かもしれません。

現在88歳という年齢を感じさせないフレキシブルな活動ぶりが日本中の草間フアンを湧かせていますね。
この写真は草間フアンの手で貼られた水玉の部屋の一隅です。


会場外に設置の鑑賞者参加型の部屋。夫々に大小の水玉シールを渡され、

好きな場所に貼るというしくみ。シールで溢れていました。




同じ国立新美術館でももう一つの特別展の紹介。



国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業
ミュシャ展201738()65() 毎週火曜日休館

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939 チェコ生まれは、女優サラ・ベルナールのポスター制作などで有名ですね。
美しい女性像や流麗な植物文様など優美で装飾的な作風は日本人にも根強い人気があります。
然し今回の展覧会をみて私は度肝を抜かれました。



およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点のテンペラ併用の油彩画。《スラヴ叙事詩》(1912-1926年)が初めて日本で公開されました。


説会場の一部分のみ撮影OK.

第1室の巨大な作品群をご自身の目でご覧になる事をおすすめします。

 

(ミュシャ50歳の時、)晩年の約16年間を捧げた壮大なプロジェクト《スラヴ叙事詩》に取り組みます。故郷を愛し、人道主義者でもあった彼は、自由と独立を求める闘いを続ける中で、スラヴ諸国の国民をひとつにするため、チェコとスラヴ民族の歴史から主題を得た壮大な絵画の連作を創作したのです。(ミュシャ展ホームページから抜粋。)






上の写真を見ていても、いかに作品が巨大かが知れます。スラブ叙事詩という大きなテーマで描かれていますが、その内容は悲惨で、ミュシャの独特の詩情豊かな色調が夢のごとくその悲惨さを救っています。
まだ会期中ですので、お近くの方はいらして下さい。
ただし入場の時間待ちはあるかも知れませんが。

最後にこの前お知らせした酒巻先生の個展から。
ギャラリーSOLOの空間は天井も床も真っ白。
中に入ると、まるでジェームズ・タレルの空間に足を運び入れたような錯覚に陥ります。
酒巻先生の作品は素描で、少年の身体や顔が薄っすらと描かれています。











デッサンについて酒巻先生のコメントがありました。
一部抜粋です。
個展会期は今月27日まで。


さて最後は昨日見てきた2015年度卒業の一五一絵展から
5月25日は皆さんが参集しての講評回でした。
久しぶりの作品は?




部屋は2室に別れて一人30号前後の作品1枚と、小品で構成。


一五(2015年度卒業)一絵のメンバーの世話役を引き受けてくださった
森田さん。世話役は全部で9人とか。
皆さんご苦労様でした。


左、安楽さん作品。右磯野さん。


左、石原さん。右、河井さん。



左、粕川さん。右、小西さん。


左、須田さん。右、大工原さん。


坂上さん。

左、高山さん。右、土屋さん。


左、濱田さん。右、橋岡さん。




         
          左、常光さん。右、野田さん。




左、前田さん。右、渡邉さん。





左、松久さん。右、山下さん。






森田さん。

左、吉田さん。右、平岩さん。

研究室では皆さんの作品をこれからも拝見していきます。
どうぞお互いに良い刺激となりますよう!(K.)





これ追伸です。
川村の日本橋髙島屋での個展に来ていただいた卒業生の皆様と記念写真です。
皆様お忙しいところをありがとうございました!!!