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2017年9月5日火曜日

京都スクーリング報告

 今回は富士先生より三年次配当スクーリング「花」の報告が入りました。
今日から秋雨前線らしいですが、台風や豪雨で大変だった方にはお見舞い申し上げます。
 昔聞いた話ですが、この九月の秋雨は「秋霖」といって梅雨よりも長かったり、降雨量が多くなることもあるということです。
今日の予報では気象庁は秋雨前線入りや明けを告げないそうです。何故なのでしょうかね。ともかく近年災害が多すぎるように思いますので、これ以上の被害が及ばぬように祈るだけです。
 急に秋らしくなるようなので、皆様も夏の疲れがでませぬようお気を付け下さい。


《Ⅴ-1「花」》

期間:8月22日(火)~27日(日)
担当:富士篤実先生

8月22日〜27日に三年次スクーリング「花」を行いました。天候も良く、気温も高い中でのスクーリングです!!


今回、私が担当したのは後半3日間のタブロー(本画)制作ですので、
後半の模様をご紹介いたします。



前半3日間はドローイングで、自身の着目点を探しました。
探された着目点のお話をうかがいながらドローイングを拝見。
タブロー制作の際にどのように生かしてくのかを考えて、ある程度のエスキース(下絵)を制作していきます。


エスキース制作中。


軽やかな線から独特のリズムを生み出していますね。


モチーフの花もあるので、再度観察してものの見方を探ります。


エスキースができたらキャンバスへ転写しタブロー制作へ。
Uさんはかなり計画的に進められました。構図へのこだわりがうかがえます。



タブローの制作へ


先に見方を設定して、それがキャンバス上に視覚化できる様に制作されるとのこと。
見方をモチーフにしているとも言えますね。


考える。


そして、描く!
制作中は、考る行為と描く行為が交差します。どちらの行為も制作には必要です。


前半で得た資料も参考に・・・デジカメの画像じゃ小さくない???
花は枯れていきますから、そこに時間や形、色の変化を見いだしてもいいのになぁ。



制作は続き・・・だいぶと落ち着いてきました。


そして、あっという間の最終日。合評。



三年次の合評では学生さんからの発言もいただいて進めていきます。


意見を述べてみると、合評もよりおもしろくなるでしょう!?
視覚の世界ではありますが、作品の言語化も大事で、自身の作品について、話し質問されて思わぬ発見に繋がります。


完成作品。

6日間連続のスクーリング、皆様お疲れさまでした。
暑さに負けず皆様充分に制作されました。充実した6日間になりましたね。

描く道を選んだ自分を信じて、ほめてあげて欲しいと思います。
一枚絵を描くことで自分自身も変わっていきます。そして日常、世界も変えてゆける・・・と私は信じています。
皆さんこの調子でがんばってください。(報告:富士先生)

※スケッチやドローイングを繰り返し、ミーティングを行うなど表現とは何かを探る
前半の三日間、そこで仕上がってきたエスキースを油彩で表現する後半の三日間。
初めて体験するとても内容の濃いものだと思います。
 たかが絵画、されど渾身の表現としての絵画です。是非これで終わらず繰り返し取材やスケッチを行い、自分にとっての表現とは何かを探り当て、描く喜びを感じられるようにしていってほしいものですね。(Y)