2014年7月1日火曜日

洋画Ⅰ-1(牛骨鉛筆デッサン)京都

 あっという間に7月になってしまいましたね。
今年は冷夏とのことで、今のところはすごしやすい気候が続いているようです。
 京都はさほどではないですが、東京や他の地方では大粒の雹が降るなど驚くこともあり、熱中症のみでなく油断がならぬ季節の到来です。

さて、先週の東京スクーリングに続き、一年次最初のスクーリング「洋画Ⅰ-1 牛骨鉛筆デッサン」(京都)の報告が担当の由井武人先生より入っていますのでアップします。


 613日~15日まで3日間瓜生山キャンパスにて牛骨デッサンのスクーリングを行いました。3日間牛の骨を見続ける、私たちはなぜこのようなことをするのでしょう? 骨は美しい、という言い方は日常からすれば少し妙に聞こえるかもしれませんが、やはり自然が作り出したフォルムには作為を超えた美しさがありトイレットペーパーやスティックのりとはまた違う存在感があります。 なにせ目の前の牛の骨はかつて大地を歩み川で水を飲んで動き回っていた私たちと同じ生き物でもあったわけですから。 牛骨デッサンというこの課題、テキスト科目の「靴を描く」とも連動していますが、この“存在感”が重要です。形が正確である、明暗がしっかり捉えられているというだけでなく、凸凹とした質感や微妙な形の変化、重みのある量感、骨の色味、その一つ一つを丁寧に観察してああでもないこうでもないと描き込んでいくことで、画面の中の牛の骨に作者が感じた存在感が刻まれていきます。(由井先生コメント



①まずはスケッチブックでだいたいの大きさや角度を確認します。




②本紙で形やプロポーションを探っていきます。ちなみに牛骨には管理のためにそれぞれ名前が付けられていて彼は「ヴィンセント」です。



どんどん鉛筆をのせていきましょう。練りゴムも積極的に使っていきます。こちらの牛骨は「クーパー」です。



細かい形もじっくり描き込んでいきます。迫力のあるこちらの牛骨は「ラスボス」です。

























⑤&⑥

ああでもないこうでもないと何回も鉛筆を重ねたり練りゴムで明るくしたりを繰り返しているうちにたっぷりとした量感や立体感が出せました。写真で見ても存在感がありますね。













 今回は2クラスで行いました。1回生の最初のスクーリングという方が大半で最初はやや緊張した雰囲気でしたが、制作が進むにつれ牛骨にも同級生にも徐々に慣れていき最後の合評では楽しい時間が過ごせました。みなさん朝から夕方まで非常に集中して取り組まれていて、今後に向けての大きな自信になったのではないかと思います。

(報告 由井武人先生)


※由井先生ご報告ありがとうございました。皆さんも初めてのスクーリングお疲れさまでした。
 それにしても牛骨に名前がついていたなんて、私も知りませんでした。
 でも、一体だれが付けたのでしょう。ラスボスなんて…
 なぜ健太郎とか伝吉とか、ポチとかではないのでしょうね。
 洋画だから石膏像みたいな名前がついたのかもしれません。まあどうでもいいことですが…(Y)