2016年4月7日木曜日

「富岡鉄斎展」を観て。


皆さんのお待ちかね。教員による展覧会紹介です。

今回は古野恵美子先生のご案内で「富岡鉄斎展」を紹介しましょう。
古野先生は前回の由井先生と同様1年生を担当されます。以下先生のコメントから。



「 桜が満開ですね。

現在、兵庫県立美術館で富岡鉄斎展が開催中です。
生誕180年記念展ということで、1点だけを鑑賞するのとは異なり、作家の試みや意識の流れなど、生涯を通じての描く時の心持を想像しつつ鑑賞できる興味深い展覧会です。

先日、JR灘駅から歩いて行ってきました。

闊達自在な120点を超える作品の中で、特に印象的だったのは、
広い会場空間にどーんと並んでいた3組の屏風でした。

いずれも二曲一双、六曲一双といった2つで1組になる屏風の作品で、


オールオーバーな画面の「旧蝦夷風俗図」

旧蝦夷風俗図
   

山の威容、立ちこめる気配が濃密な「富士山図」、

富士山図

どこかモダンで遥かなる広大な空間の形が印象的な「妙義山図・泥八丁図」。    

上、妙義山図  下、泥八丁図
実はこの3点はそれぞれ616371歳の時の作。
鉄斎作品の中ではどちらかというと若い時代といわれる頃の作品で、飄々と自在な晩年の作品とはまた一味違う表現です。


60代から70歳が若い頃と言われる世界。今、描いている私たちにも心強いですね。
まだまだどんどん新しいことを試みてみるべし。そんなことをふと実感したひと時でもありました。

現在の展示は4/10()まで。かけ替えがあり後半は4/12()5/8()まで。(月曜休館)
ほとんどの作品がかけ替わるようです。見に行かれるときはご注意ください。

生誕180年記念 富岡鉄斎 ―近代への架け橋― 展
前期:~4/10()、後期:4/12()5/8() 月曜休館
兵庫県立美術館 


おまけ
一緒に見に行かれてはいかがでしょうか。小ぢんまりとした美術館ですが、こちらもお勧め。」

生誕110年記念 三岸節子展 ~私は燃えつづける~
現在開催中~5/15() 会期中無休
10001700
香雪美術館 (急御影駅から徒歩5)             (図版ともに古野恵美子先生より提供)


兵庫県立美術館はモランディ展は開催されたところですね。香雪美術館も阪急沿線で御影から近いところにあります。春を楽しみながら鑑賞と散策をお楽しみください。
古野先生ありがとうございました。(K.)