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2016年4月18日月曜日

卒業生展覧会のお知らせ

連日熊本の震災のニュースが届きます。
被災された方々やお亡くなりになった方々の悲しみ、苦しさを思うと、私たちは一体何ができるかを考えてしまいます。
絵を描いていてもいいのだろうかと不安になったり、気後れしたり。

日本列島、活断層があんなに沢山走っているのを知るだけで、いつ何時私たちの身に災害が起こってもおかしくないですから。
心して命を大事に暮らしていかねばと思います。


今日は今春大学院を修了した男性お二人、学部卒業の女性の展覧会の紹介です。

皆さん、描くことは生きることを体現している人ばかり。エネルギッシュで並々ならぬ制作意欲に満ちています。夫々の命の灯を燃やし続けていただきたいですね。


世界の果てまで美を求めて 伊奈正彦展
2016  4/23(土)ー5/5(木)10:00−18:00
イオンモール常滑2Fイオンホール
愛知県常滑市りんくう町2-20-3







伊奈正彦さんは世界の秘境を訪ね、写真のように現場でその都度スケッチをして、修了展ではそれらをもとに20号大50枚の作品(一部ですが)を発表しました。
今回の展覧会は50枚全作品と原画スケッチ、文章をセットにして常滑に新しく出来たイオンモール・ホールで一堂に展示されるとのこと。スケールの大きな展覧会になり楽しみですね。


もうひとつ。4月のはじめにお知らせしましたが、展覧会が迫ってきました。


杉森康彦展ー洛中洛外之情景・2016年春
 2016426日(火)~51日(日)
10302030(初日と最終日のみ18:00で終了)
アートスペース余花庵
京都市中京区御池通寺町上ル西側 


杉森康彦さんは伊奈さんと同期の大学院修了生です。もう皆さんご存知の方も多いことでしょう。上写真の画廊アートスペース余花庵で京都洛中洛外の情景を展示されるそうです。きっと沢山の杉森フアンで賑わうことでしょう。頑張って下さい。

最後は華麗な花の絵を。
作者は学部卒業の山下智子さん。第93回春陽展に初入選!
おめでとうございます。


第93回春陽展
2016 4/13-25  国立新美術館 
   5/17-22     愛知県美術館 
      5/31-6/5    大阪市立美術館
10:00-18:00(入場は30分前まで)

山下さんは花の作品を2点出品して1点入選されたそうです。
よかったですね。何事もチャレンジ!の気持ちが大事ですね。

卒業後の絵画の目標を、皆さん様々な形で実行していきましょう!
学習会の参加や後輩へのアドバイス、グループ展、個展、公募展などなどきっと他にも
いろんな道があるでしょうね。
洋画研究室は皆さんからの近況のお手紙や、展覧会案内上などが届くと本当に嬉しいものです。(K.)

追伸。21日木曜日からは、前々回おそらせのあった松本俳沙さんと八木佳子さんの二人展「創・花&絵展」が京都 ギャラリー空、鍵屋で始まりますね。あわせてご覧下さい。


最後にすでに展覧会は終了しましたが、国立新美術館で3月末から4月11日までおこなわれた第69回示現会展に出展されていた大川陽子さんから作品はがきが送られてきました。
大川さんも伊奈さんや杉森さんと同期で院を修了されたばかりです。




洋画では大学を卒業した後に(院を修了した後も)絵画がみなさんに寄り添い、制作を続けることで社会と関わり、人々と繋がり、豊かな毎日を過ごされることを願っています。
皆さんのお便りお待ちしています。