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2014年6月14日土曜日

2年次洋画Ⅳ-1「静物油彩2」スクーリング(後半)

前回に引き続き、2年次の静物油彩2のスクーリング後半を授業担当の古野恵美子先生から報告していただきます。






スクーリング4日目。16名にて後半がスタートしました。
きれいにモチーフが片づけられ、広くなった教室で30号の油彩制作に取り組みました。


前半のブログにも書いてありましたが、実は後半の油彩制作時にモチーフを片づける・・という形は今年が初めての試みでした。モチーフがない状態で画面に向かうことに戸惑いを感じておられるのでは・・と、少し心配をしながら皆さんにお会いした4日目でしたが、自己紹介代わりにそれぞれのエスキース(コラージュ)を語っていただいた皆さんの言葉からは、それぞれの興味の方向や表現してみたいことなど、3日間の作業の余韻がそのまま伝わってくるようなはっきりとした目的意識を感じました。



今回は、いつもの自分のスタイルにこだわるのではなく、画面にコラージュするように、大きく面で絵具を置くところからスタートしました。


最初のモチーフ像からデッサン、コラージュを行う過程で次第に自分のイメージを温めます。
          


途中、煮詰まったりバランスが違うなと感じたら、思い切って上から大きく絵具を重ねたり、逆に削り取ったりと、刷毛やナイフなども活用しながら絵具と格闘した3日間でした。
いつもより厚く重なった絵具とのやり取りの中で、油絵具という素材の持ち味を実感できた人、さまざまな発見をされた方が沢山いましたね。

離れて作品と二枚のエスキースを比較します。




             

コラージュ作品と油彩の作品ではトーンが変わって、また新たな発見がありますね。



各自3点ずつ並べて講評会の準備。

          
      

      
         古野先生による講評会(K.)

こうして見ると皆さん色彩がほんと鮮やかですね。






完成した作品からは、コラージュのエッセンスがより明快に整理、凝縮され、力強く作者の興味や意図が伝わってきます。
今までで一番といえるくらい画面と向き合った3日間(本当は6日間)、お疲れ様でした。
画面の隅々まで意識を巡らせて大きく全体を感じながら描く感覚を、ぜひ今後の制作時にも思い出して取り組んでみてください。 
                        (報告 古野恵美子先生)