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2020年11月17日火曜日

洋画Ⅳ-1c【静物油彩Ⅱ】コラージュからの展開

洋画Ⅳ-1c【静物油彩Ⅱ】


前半:10月31日~11月1日
後半:11月14日~15日


担当:富士篤実先生


二年次、静物油彩2のスクーリングです。
前半ではコラージュをし、後半はそれを元に油彩制作していきます。
2年次になるとモチーフにも幅が増え、視点や空間の扱いに変化のある課題になります。
その一環として平面的なモチーフから絵画表現へのアプローチを体験します。

 
先ずは前半のコラージュ。



事前課題で持参された画像プリントをカットしていきます。切り方も様々。鋏でちょきちょき切ったり、手で破ったり。
画像をそのまま使う方もいれば、画像の一部を切り取って「色」として使う方も。


もちろん絵具も使ってOK。
ただ、あくまでメインはコラージュ。


同じ画像を大小重ねることで、動きを表現。


コラージュ作品ができてきました。そしてここから後半の油彩への準備にとりかかります。


できたコラージュをトリミング。
トリミングすることで、作者自身も思わぬ効果の構図、構成を発見。


新鮮で、ワクワクします。
私も活用したいと思いました。




同じ作品でもトリミングすることでいくつもの案が生まれるのでお得!!



トリミングしたものを拡大し、キャンバスへ転写していきます。前半はここまで、コラージュの合評をし、後半へ。


後半は油彩。


キャンバスには転写した線が見えますね。
早速塗り塗り。勢い良い制作!!





あとはもうひたすら描き写していきます。
自身がつくったコラージュ作品を観察しながら油彩にしていきます。
コラージュは平面のようで平面ではないですね。よく見ると微妙な凹凸が
見えたりします。


私も一緒に制作。


最後は並べて合評。
みなさんお疲れさまでした。
平面的な表現と立体表現が画面に入り交じり
これまでとは違った空間表現の体験ができたのではないでしょうか。
展開の第一歩としてこのスクーリングを活かしていただけたらと思います。


コラージュと油彩の完成作品です。
(報告:富士先生)

※じっくり拝見すると、どれもコラージュそのままではなくきっちり仕事量を考えたうえでエスキースにトリミングされている様子。対面だったせいかなんとなく楽し気な教室の雰囲気があったのかもしれません。全体に写真そのままのシリアスさばかりでなく明るくポップな雰囲気がただよっているように感じるのは私だけでしょうかね。
 富士先生、受講生の皆さんお疲れさまでした。(Y)