このブログを検索

2015年12月23日水曜日

東京スクーリング報告

洋画Ⅴ-9《抽象》後半


12月18日(金)~20日(日) 担当:山河全

さて、12月も終盤に差し掛かり、今年は24日クリスマス・イブからの卒制を残すのみとなりました。
今回はその前に行われた東京での「抽象」後半からの報告です。


先ずは前半の発想からの発展形を含めた、後半の作業や目標のプレゼンテ―ションから入りました。皆さんそれぞれに、油彩などの乾燥を含めて計画があります。


プレゼンの後、思い思いの作業にとりかかります。


頭に浮かぶ画像を手掛かりにする方や…


取材風景をもとに絵具をたっぷりと使い画面に乗せていく方、


難しいドンゴロス(荒目麻地)にアクリルで描画挑戦する方法や


計画した図面をもとに絵を起こす方法など様々です。


心の中に潜む画面を徐々に出していく


こちらは、滑りやすいキャンゾール下地に更に絵具を塗り、2日目にはスクロールする風景から…何ができるでしょう。


具象的な風景をどんな風に抽象にもっていくのか?


ポップなコラージュをエスキースに…


花のイメージからの展開!オキーフみたいですね。


こちらも花をモチーフに展開ですが描画方法が違います。


エリザベス・マーレイからフランク・ステラへと変化します。


大胆ですが、いざ本気になると難しいなァ!


それぞれに自分の目標と現実のはざまで格闘します。


白い画面が美しいですが、四辺の緊張感が問題です。


モネじゃないけど、モネみたい。ど-しょうかな?


滲みばかりでは、こんな作業も新鮮になります。


ということで過ごした三日間でしたが、皆さんそれぞれに充実した進展をみせてくれたので、
最後は合評で互いの感想も述べ合い、ひとつの達成感があったことと思います。

     
            


やや具象っぽいですがプロセスはしっかりと覚えた様子ですね。

左:白が美しく、画面隅まで神経が行きわたっています。
   右:横にすると不思議な風景が、縦にするとリヒターのようにも見えます。

 

構成的な作品もそれぞれに表情が豊かです。

  

表現的な方法論にもそれぞれの個性が表れています。

ともかく、前後半六日間のスクーリングで、抽象について学びましたが、それぞれの方がなんとなく何かを掴んだように思えます。少なくとも抽象を見る目が変わったことは確実でしょうが、無理に抽象を目指すのではなく、ここで体験した絵具という特性をしっかりご自分の表現で生かせるよう努力していただければと思います。

ややこしい話を含め、抽象の歴史や思想をまなび疲れたことと思います。
ゆっくりと年末年始で疲れを癒し、次のステップへ向かって下さい。お疲れさまでした。

インフルエンザの季節になり、だんだんと寒くなります。
皆さんお身体大切に!(Y)






2015年12月16日水曜日

2015師走の彩りー「東京懇親会」「教員展覧会」報告


皆様お久しぶりです。
大学では一日体験入学やら入学説明会やら、勿論スクーリングやらで、
さすがに師走の慌ただしい毎日です。
この前の土曜日、12月12日は東京の外苑キャンパスで、2015東京懇親会が行われました。
尾池学長、副学長も出席され、学長のレクチャーや、和太鼓演奏など盛り沢山な半日でした。
下はその一コマ。


洋画参加者の顔が見えます。

尾池学長と一緒に。


井浦さん写真ありがとうございました!


左から斎藤さん、新井さん。
松井さん。

長谷川さん。井浦さん。また3月にね。



来年は京都で!



洋画では上の写真のように卒業生や現役生が15名来て下さいました。卒業生の皆様ありがとうございました。現役生の皆様、卒制並びに来年4年生を目指して頑張って下さい!

さて次は11月から12月現在まで開催された先生方の展覧会報告です。沢山の方がご覧になったのでは?と思いますが、関西が主な展覧会会場でしたので、ご覧になれなかった方はこのブログでお楽しみください。

まずは11月の由井武人先生の個展から。
京都のギャラリー恵風にて。



            
                  
        
 


この作品名は天川でしたっけ?
最初の作品もそうでしたが、2枚づつ反復していますね。
二枚は一見同じ構図に見えますが、微妙に異なった表情が現れています。画面から現れる絵のしぐさをじっと待つ、作者の息づかいが感じられるようですね。

次の会場は大阪南船場のギャラリーSIOで、富士篤実先生の個展です。
民家をギャラリーに改装されたユニークな会場です。



最後の晩餐のような構図ですね。テーブルには6人の人が座っていますから12使徒ではありませんが、この季節になると何だか聖者のイメージがします。淡い色調はどれも透明で、その薄い層が折り重なり不思議な空間を作っています。

さて続いて中原史雄先生の個展会場から。先生の個展は今週まで、京都ギャラリーなかむらで。



中原先生の決め色?は何といっても緑色!そして鮮やかな赤色ですね。
緑と赤は対立する色彩同士ですけど、今回はとても緩やかで静かな組み合わせです。
ドットが点在して、絵が震えているかのよう。



こちらは 20号のキャンバスを組み合わせて一枚に。田んぼみたいです。
皆さんお気づきと思いますが、独特の空間ですね。キャンバスは平滑でその二次元性をおおらかに謳われています。




 こちらはビビッド!

もう終了しましたが、下の作品は独立美術展に出品された森田康雄先生の作品。 
最初会場でどこにあるのか、わからなかったくらいです。
いつもの3分割異次元併置の構図から、すーっと白いシンプルな画面。単色で余白が美しく響きます。独立のどちらかというと重厚な作品群の中にあってスッキリと目立ちました。



そしてそして相見節子先生と山田修作氏ご夫妻の二人展です。
こちらは大阪みさき公園の近く?ギャラリー猫亀屋にて。
相見先生の作品、赤と緑が絡まっていますね。
この緑は明らかに中原「緑」と質が異なります。
色彩に性格はあると思いますが、物質として? いいえイメージとして?
抽象にも、その生まれた根拠はあるはず。今度聞いてみようっと。





さて2013年だったか。たしか相見、山田ご夫妻の二人展と同時期?に一居孝明、弘美ご夫妻の二人展が行われたのは?
一居先生ご夫妻の展覧会は京都のギャラリー東山で。今週末まで。


この一居先生の、黄金色に輝く画面のいずれにも小さな雀が一羽いるのです。お見逃しのない様に。
大きい絵にも小さい絵にも。
何かミスマッチ!? 可愛いい! 雀は僕、一居先生なのでしょうか?
ダイナミックと可憐さが同居して光っています。


こちらは奥様の弘美さんの作品です。
主題はタンポポ。様々な生態を丹念に。大胆に。そしてひそやかに描かれています。

一居家ではお祝い事がおありだったとか。ご夫婦がとてもいい感じでしたので、最後に記念撮影を。



おめでとうございます!! (K.)        



2015年12月3日木曜日

東京スクーリング報告

洋画Ⅴ-7 《抽象》 前半

11月27日(金)~29日(日) 担当:山河全(尊志)

 昨日の京都は妙に暖かかったですが、先週の京都も東京も急に寒くなりましたね。
とは言え、例年に比べるとそれほどでもないのかも…
ともかく、今年度最後の抽象スクーリングへ東京へ出かけてきました。

 皆さん元気な15人に囲まれ、私の方が途中から鼻かぜで疲れ果てた三日間でした。
まずは導入の課題説明と講義の後、皆さんは図書館や街角の取材に出かけました。


グループに分かれての報告会

仲間に対する説明も真剣です!

どうしたら抽象になるのかな?


思わず熱が入ります。


2日目は揃って東京都美術館集合、マルモッタン美術館展です。
9:30にはもうすでに行列です、モネは人気あるなあ~


マルモッタンはモネの晩年の作も多く、抽象表現主義にも影響を与えた作品群の宝庫!
印象派の語源となった「日の出印象」は展示が終わってましたが…
白内障あたりからのモネはやはり強烈です。


2日目午後は体験ワークショップで描き方の模索です。


それぞれの表現があり見ていて楽しいですね。


デッサンも15点並ぶと壮観です。


 

 

3日目はいよいよ後半に向けての思考錯誤が始まります。





思い思いにドローイングを繰り返し、エスキースづくりに励んでいます。


どう描くか?抽象ならではの悩みが…


後半に向けてのプレゼンテーションです。宣言ですね。


みんな疲れていても真剣です。
さあどんな作品が飛び出すのか、後半が楽しみですね。


野外は好天に恵まれた三日間でしたが、バラエティに富んだ個性が室内で繰り広げられた熱気あふれるスクーリングでした。皆さん風邪などひかぬよう十分注意して下さいね。
といっていた私が風邪をひき、申し訳ありませんでした。陳謝(Y)

2015年12月1日火曜日

洋画コース・入学説明会(京都・東京)が行われます!


洋画コース説明会・ユメミルVOL.2 / 京都×東京

先日通信全コースの「秋の一日体験入学」が京都本学で行われました。
このブログでも紹介しましたね。
さて、
今週末12月6日(日)には京都で、12月13日(日)には東京通信・洋画コース説明会が各会場で行われます。

この説明会は一日体験入学とは少し異なり、教室には幾つか他コースも並んでいて、それぞれ自由に説明を聞くことができます。
洋画コースか陶芸コースかとか、染織か日本画コースか、など中々自分でも決めがたいところがありますね。

勿論私たちは洋画コースがおすすめです。
でも他コースを回って初めて納得できるということも十分にありますから、
その意味では今回の説明会は迷っている人にはおすすめです。

洋画コースでは以下の進行で行いますので、興味のある方は、ぜひいらしてください。

12月6日(日)京都本学にて12:00~17:00
各コースとも担当教員が1時間のミニレクチャーを行います
そのあと、コースの説明が行われます。
京都会場では洋画コースの教員山河全先生と由井武人先生が担当致します。

12月13日(日)は東京外苑キャンパスにて12:00~17:00
こちらも京都同様、1時間のミニレクチャーがあり、
東京会場では私川村悦子と安富洋貴先生が担当致します。
夫々特色のあるレクチャーを行いたいと思いますので、ぜひ楽しみに。
ちなみに15:00からは他コースも覗けます。
レクチャーもたのしくお話したいですし、洋画コースの盛りだくさんな特色もお伝えしたいですね。なんでも質問して下さい!お待ちしています。(K.)