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2016年6月23日木曜日

卒業生展覧会のお知らせと報告

山河先生。西宮大谷記念美術館での展覧会案内をありがとうございました。
梅雨の時分ですが、雨にぬれたお庭はとても素敵です!ぜひおでかけくださいね。

さて2013年度卒業生の石川清幸さんから嬉しいお便りが届きましたのでお知らせしましょう。

絵の現在 第42回選抜展受賞発表展
2016.6/27(月)~7/9(土)
ギャラリー一枚の繪
東京都中央区銀座6-6-1凮月堂ビル3F

075-3575-0123






石川さんは卒業制作では桜をモチーフにしながらも、次第に抽象的に変化して濃い青とピンクの色彩が重厚で精神的な画風になりました。今回は案内状で拝見して「蓮」が描かれていますね。色彩は石川さんの得意な青と薄ピンク。伸びやかに素朴に描かれています。銅賞受賞おめでとうございます! 初日16:30~授賞式とパーティーが行われるそうです。近くの方ぜひいらしてください。


もう一つは以前に紹介して、今週火曜日から開催されている江ノ子島文化芸術創造センターでの「FOUR展」から。
今年大学院修了の門田冨美子さんや、同じく少し前に修了された坂田茂子さん。また本祐介さんが出展されています。
皆さん実に堂々と、大きなサイズで出品されていてスケール感のある見応えのある展覧会でした。

FOUR展
江ノ子島文化芸術創造センター
6/21~26

門田冨美子さんの作品


門田さんは150号4点出品されていました。これらは修了されてから描かれたのでしょうか?
色彩と形態が引き締まって、黒(紺色?)がぐっと動勢感を促します。
モノクロームにも見えるコントラストの中で黄色や青の色彩が際立ち思わず見ほれました。

坂田茂子さんの作品


坂田さんは以前新制作で拝見しましたが、透明感のある色彩に加えて水のようにもみえる歪みが視点の揺らぎを与えて楽しめます。絵画って不動のものであるからこそ、作者は様々な工夫を凝らすのですね。



こちらは岡本祐介さんの作品です。大日如来?でしょうか。
難しいテーマを豊かに油彩で表現されていますね。



他にもお二人のメンバーがおられました。
2年に一度のグループ展だそうです。
造形代の卒業生が行動展や新制作展、主体展など様々な公募展で研鑽し、またそれらを超えて交流して刺激を互い与え合ういい展覧会でした。26日(日曜)まで。(K.)