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2015年5月2日土曜日

4年生スクーリングA日程第一回目

4月27日〜29日の三日間、京都本学にて4年生スクーリングが行われました。
その1回目の報告です。

一番最初のテーマが「テーマの立体化」

何、コレって?

私たちの絵画って平面ですから
自分の描きたいイメージや形を、一度立体にしてみようという考え方です。
そしてその立体を、また平面化する。10号のキャンバスに描きます。
平面ー立体ー平面、という循環ですね。

こうして描く事を一度迂回するというか、立体にする事で見えてくるものを探します。

ともかく一見難しそうな課題で始まるのですが、最初の4年スクーリングが和気藹々と始まりました。

制作風景を一挙紹介します。

制作全景





制作面談をじっくり行います。

これ松の木かい?

では学生の立体作品と、油彩作品です。

庭先のカラーの葉っぱからヒントを得た立体。

キャンバスにたっぷり絵の具を。これ一枚目。

一枚目途中から2枚目も制作。

丹念にバラを折り紙で作りました。

バラをモチーフに、途中キャンバスに折り紙を貼ったり、様々に工夫した作品。

 

3枚目が立体の後ろにあります。
      


左のモチーフからの展開です。


2枚目,
2枚目の完成作品。見えるものと見えないもの両方チャレンジ
松の木からの発想。

立体から平面へ。途中経過

描いたり、削ったりして完成。
幾何形態と曖昧なものが同居した白い立体作品

斜めにした立体を描きます

天地も曖昧に。完成


   

箱から覗き込みます。
話せば長いストーリーがあります。皆さん夫々にドラマがあるのです。

大地に古タイヤがポツリと。可愛いです。このジオラマ

ジオラマの描き始め
制作完成


もう一人、緑の風景。箱庭みたい。バックはキャンバスに色見本とか。

完成作。
竹やぶ、ポール?様々に膨らむイメージ。
左からの制作。色彩なしから超色彩へ。

             

白鳥!この立体好評でした
固定観念をなくそうと奮闘。

自宅のクローゼットから。色とりどりの洋服いっぱい?


 苦労しましたが、何か手応えあり?
今年は飛翔の年!

巨大なケヤキを小さな 世界へ。



エナメルに心中針金?をまいて、自分の樹木を。





子供・お孫さん、愛する人たちが寄り添って。

途中でモチーフを真っ白に塗り直しました。

子供をどう描くか、新たな問題がでてきましたね。

電源を入れれば明かりがともるブラックボックス。

左端の空間想像するのは難しかったですね。

皆さん急ピッチで進行しました。迷ったり、考えたりの連続でしたが、
気分を変えて、2日目の午後4時から京都国立近代美術館へ鑑賞。
ヤゲオ財団コレクション展へ。

台湾の有数のコレクターの作品がゆったりと並んでいました。
以前にブログで紹介していますね。市場的価値はともかく、内容がいくつかの章に分かれていて、その内容を辿りながら現代の美術の位置や社会的背景を見ていきます。



同美術館4階からの眺め。
このフロアーの常設展示は本学学生は無料で見学できます。
上から京都の東山を臨むのも気持ちがいい!
気分転換するならここも穴場。


同様に近美から近い細見美術館にも足を運びました。
こちらも私たちは無料で見学できます。

日本の写真の歴史を辿る展覧会でしたが、
江戸末から昭和平成まで、日本の有数の写真家の作品が一堂に会しています。
下の写真は富山治夫の「過密」という作品1964年のものです。
この年ってオリンピックの年じゃなかったですか?

日本はこれからだという勢いのある 顔・顔・顔ですね。

展覧会のポスターでした。


最後は4年の女学生たち。全員ではありませんが、モノクロで記念撮影。


皆さんご苦労様でした。次回6月の中間講評までしばらく自宅制作頑張って下さい(K.)

教員展覧会のお知らせ「東島毅展」「古野恵美子展」,他展覧会情報いろいろ。

ゴールデンウィーク真っ只中の今日、各地は素晴らしいお天気ですね。
5月初旬だというのに、外は厳しい陽射しで、まるで夏みたいです。

本学では、2年、3年、4年のスクーリング中。教室は熱気に満ちています。
またこのスクーリング報告は追ってお知らせしましょう。

今日は現在展覧会中の東島毅先生の個展と、もうすぐ開催される古野恵美子先生の展覧会のお知らせをいたします。

東島先生は通信の初年度1998年度から2001年まで通信で指導されていて、大学院でもお世話になった学生も多いことでしょう。
現在倉敷の大原美術館の有隣荘で展覧会開催中です。

平成27年度春の有隣荘特別公開 東島毅ーキズと光
2014年4月24日(金)ー5月10日(日)
10:00~16:30(閉場30分前まで入場)一般1000円、学生500円
有隣荘

大原美術館の向かいにある黄土色に光る屋根瓦と同色の土塀に囲まれた、ひときわ瀟洒な日本建築が有隣荘です。
大原美術館の創設者大原孫三郎氏が、病弱な妻寿美子さんを気遣い建設されたものだそうですが、その日本建築(伊藤忠太設計)での発表です。
ここ有隣荘では近年、現代美術の発表の場としても広く知られていますね。
さて東島先生の発表はどのようなものなのでしょうか。
内部撮影は禁止されていますので、ここではお知らせできませんが、興味のある方はぜひ倉敷の美観地区にある、この館へお出かけください。

巨大なキャンバス/油彩作品が皆さんを出迎えます。
有隣荘庭園からの採光や瑞々しい緑の風景を眺めながら、内と外の境界線は払われ
光や風が行き来するなかで、この建築と対峙するかのように、スケール感のある大きな作品が鎮座しています。東島先生の絵です。自然の光彩のなかでじっくりと眺めましょう。
そして「キズ」とは一体何でしょうか。
皆さんそれぞれが何らかの形でキャンバスに残すものと同じでしょうか?
その痕跡を、東島先生のキズと光を見つめてみませんか?

さてもう一つの展覧会は古野恵美子先生の個展です。

古野恵美子展
京阪百貨店 守口店 6階京阪美術画廊
2014年5月14日(木)~5月20日(水)
10:0020:00(最終日は17時まで)
古野先生は昨年は京都で個展を開催されていましたが、
今回は大阪の守口です。
京阪守口駅構内を出てすぐ百貨店がありますから、とても分かりやすい場所ですね。

古野先生の絵画にはいろんな人々が登場します。
雄大な風景の中に点在する人々が横一列に描かれていたり、その風景のなかに何か四角い幾何形態のようなものが描かれていたりしますね。
唐突なのだけれど、決して不自然ではない景色の中で様々なポーズをとる人々。
子供から大人まで、沢山。
そこに自分自身の分身を見つける方も多いのではないでしょうか。

前々回のブログで、今年度の担当学年とともに1年2年の先生方を紹介しました。
もうすぐ先生に指導していただけるでしょう。その前にぜひ展覧会へどうぞ!

その他にも
高松次郎 制作の軌跡
開催中〜7月5日 10:00~17:00 
国立国際美術館(大阪)

赤瀬川原平の芸術源論展1960年から現在まで

開催中〜5/31まで
広島市現代美術館(広島)

このお二人は60年代はじめハイレッドセンターという美術家集団(もう一人中西夏之氏の3人)を結成してハプニングを行い当時の社会と美術のありようを問いかけました。
既に二人は鬼籍にはいられましたが、共に様々なスタイルに変化しても、一貫した姿勢で言葉とものの、社会とものの関係を構造的考え、多くの記録や作品、執筆本が残されています。
国立国際美術館の常設展でも高松作品をよく目にしますが、今回は総数450点にものぼる作品が展示されています。

また東京では現在
若冲と蕪村
開催中〜5/10
サントリー美術館10:00~18:00(5/3,4は20:00まで)
が行われています。

同時代に生まれ(若冲1716年生まれ)京都で活躍した若冲と蕪村(1783年生まれ)の生誕300年を記念してその代表作が展示されています。
水墨をはじめ、中国・朝鮮の絵画にはじまり、それぞれの観察の目は、様々なモチーフや俳諧にまで世界を広げて、彼らの興味は果てしなく深まります。
若冲の六曲一双屏風「象と捕鯨図」と、
蕪村の六曲一双屏風「山水図」が、一列に並び合って展示されているのは圧巻でした。

高松次郎と赤瀬側源平。蕪村と若冲。
時代は違いますが、それぞれの時代に、こうした好敵手がいて競争し、切磋琢磨して自身の仕事を高めているのでしょうね。そんな風にも見えます。(K.)





2015年4月24日金曜日

教員紹介と教員展覧会のお知らせ

皆さんこんにちは!
先日洋画の各学年の先生方のご紹介をいたしましたね。

新入生の皆さんには、最初から先生方の名前や作品を記憶するのは難しいことです。
これからスクーリングなど、折りに触れてそのお人がらやお話を聞いて親しまれるとよいと思います。
先日残念ながらご紹介できなかったお二人の先生から以下ご案内がありましたので、お知らせしましょう。


お一人目
藤部恭代先生
一年生の担当。お顔は洋画ホームページで検索できます。
「美術の窓」5月号に新人大図鑑で紹介されていましたので、
ぜひみなさんもご欄ください。






さて次の先生は津上みゆき先生です。
津上先生は東京藝術学舎で指導。1年生と3年生のスクーリング担当されます。

津上みゆき展
TSUGAMI Miyuki
June6-Sep.132015
Dominikanerkloster Prenzakau GERMANY

展覧会の場所はドイツですね。
ちょっと遠方ですが、期間が6月〜9月まで長期です。もしそにらに行かれる方はぜひご覧ください。






お二人とも本学大学院大学院を修了されて、今活躍されている若手作家です。
対面授業のとき、制作の秘密、秘訣などいろいろ教えていただくとよいですね。
「そんなん自分で考え!」っていわれるかもしれませんが。
ー元気のよい女性教員の巻きーでした。(K.)

2015年4月14日火曜日

展覧会のお知らせ「第11回ベラドンナ・アート展」「関西新制作展」「第4回大阪俱楽部OBG絵画展」

春雨に若葉がキラキラ輝きます。桜も見事でしたが、新芽が美しいこの季節。
雨もあまり気になりません。

入学式も終わってスクーリングまでしばらく時間がありますが、
その間テキスト科目に精を出されていることでしょうね。

そんな合間に卒業生の展覧会や春の公募展鑑賞はいかがですか?


まず最初に18日から始まる「ベラドンナ・アート展」のご案内。

第11回 全国美術公募作品展「ベラドンナ•アート展」
2015年4月18日〜22日 9:30~17:30
東京都美術館 入場料500円




こちらはアモーレ銀座ギャラリーでの展示です。すでに始まっていますが。
2014年4.1~25 11:00~19:00




緒方かおるさんいつもご案内ありがとうございます。やまだmamiさん、金敬愛さんも出品されています。

次は
関西新制作展
4月29日〜5月8日
原田の森ギャラリー兵庫県立美術館王子分館
10:00~18:00



春の関西店は新制作出展者の多彩な顔ぶれが見られます。
本学1年ご指導の一居孝明先生の作品も展示されていることでしょう。
ぜひご覧ください。


さて次は大阪クラブOBG絵画展
第4回大阪クラブOBG絵画展
2015年5月26日〜31日
11:00~19:00※最終日は16:00まで






この時期に大学院修了の平井保子さんの個展が同時期開催です。
ぜひあわせてご覧ください。
洋画研究室は皆さんの展覧会案内を楽しみにしています。(K.)

2015年4月13日月曜日

京都造形芸術大学通信教育部入学式。洋画教員紹介

昨日4月12日は本学通信教育部と大学院の入学式でした。
晴天でとても穏やかな入学式日和。
大勢の新入生が、この北白川通りに面した本学の大階段59段を上がっていきました。







入学式は最上階の講堂で行われましたが、ここではカット。サイバーでご覧ください。
今年は式の参列者が学生、ご父兄?ともに多く、皆さん終始緊張した面持ち。
本学尾池和夫学長と姉妹校の東北芸工大の根岸吉太郎学長のお話のあと、
新入生代表の院生の「入学の辞」がありました。

式辞も見事でしたが、なんと壇上で素晴らしい独唱を披露!
その方は音大の声楽を出て、本学通信教育部を7年かけて卒業されたそうです。

通信で指導するようになって、いつもつくづく思うのですが、
ここで勉強されてる方々は、実にユニークな方々が多いのです。

私も人生勉強させていただいています。


式終了後、各コースガイダンス会場へ。

こちらは洋画の学部の会場。



シラバスの説明と各学年の教員の作品などをスライドで紹介。

盛りだくさんのお話で皆さん大丈夫でしたか?




この手前の白い布で包まれたものは、1年時の最初のテキスト科目の鉛筆デッサン。
「塊を描く」のモチーフの見本です。
最初のT課題ですから戸惑われる方も多いことでしょう。
ガイダンスではこのような説明がありました。

下写真のように布で包む場合。

①できるだけ布がしわにならないように包むこと。
このように包む事によってその物体の情報、
例えばロゴマークや文字、その物体の付随的な形状を覆い隠し、
物体を塊としてとらえることができます

②この部屋も上からのみの照明でしたから、
平たい陰影が物体に投影されていますが、
描くときに、できれば一方向の光線が投影されると、
物体のそれぞれの面に大きく3つくらいの変化があらわれます。
鉛筆で異なる変化を見つけて、鉛筆のトーン(調子)を少しづつ増やすように挑戦してみて下さい。

さてこの集合写真は洋画の教員とスタッフです。
全員集合にはなりませんでしたが。

どうぞよろしく!!!

    


洋画ではテキスト課題添削とスクーリング指導の先生方がそれぞれ別々ではなく、
学年別にグループに分かれて皆さんの課題対応や指導を相談して進めています。

まずは1年指導の先生たち。 先生方にとって「絵画とは…何?」でしょう。


1年学年担当チーフの一居孝明先生です。  スクーリングでは1年、2年生も指導。

絵画とは「心」



 同じく1年担当の古野恵美子先生です。 スクーリングでは1年と、今年は3年も指導。


絵画とは「せかい」



同じく1年担当の由井武人先生です。 スクーリングでは1年と今年は3年も指導。


絵画とは「さんぽ」




 1年担当の門川昭子先生です。  スクーリングでは1年、3年指導。


絵画とは「発見」




3年担当の水口裕務先生です。  スクーリングでは3年と今年は1年も指導


絵画とは「何だろう?」




東京学舎で指導の山本努先生    東京スクーリングでは 1年指導


絵画とは「ゲーム」



続いて2年担当の先生方です。



2年学年チーフの石田歩先生。  スクーリングでは2年、と今年は1年も指導。


絵画とは「苦行」 




2年担当の長谷川宏美先生。  スクーリングでは2年と3年担当。


絵画とは「私自身」



最後は2年担当の城野愛子先生。 スクーリングでは2年生をバッチリ指導!


絵画とは「夢」

城野先生のお名前と「絵画とは…」について間違いがありました。訂正いたします。
城野先生、皆さん失礼しました。(K.)

今回は洋画1年、2年担当の先生方の紹介でした。
お二人ほど1、2年担当の先生を紹介できていませんが、また次の機会に。

洋画はこのように頼もしい先生方に支えられ、教員間のコミニュケーションはもとより、学生作品添削とスクーリング指導を通じて互いにきっちり繋がっています。
新入生の皆さん。また在学生の皆さん。先生方に積極的に話しかけてください。
豊かな経験談をおしえてくださいますから。(K.)

2015年4月3日金曜日

卒業生個展のお知らせ「木村良子展」「平井保子展」

昨日、4月2日は通学の入学式が行われました。
桜日和のよい天気に恵まれて、大勢の新入生が新しいスタートを切りました。

さて洋画コースも新しいニュースを。
今日は卒業生の個展のお知らせをいたしましょう。

お一人目りは昨年の春、学部を卒業された木村良子さん
もうお一人は2012年度大学院修士課程修了の平井保子さんです。

個展というのはなかなか勇気がいるものです。

だけどやってみたい。

やってみよう、という気持ちがいつしかむくむくと湧いてきます。

大学4年間だけでも四苦八苦の毎日ですから、卒業を果たしてその上に、その成果を披露しようという、この挑戦される精神はお見事。

ご自身にとってもまた新たな出会いがギャラリーであることでしょう。


まず木村良子さんから。

「木村良子展」2015.4/8~26
早良美術館るうえ(失礼。るうえのえは旧がなのエです)
11:00~17:00(毎週月、火、休館)






大学時代のお話に説得力がありますね。
福岡にお住まいの学生や卒業生の皆さん。木村さんの展覧会を見に出かけませんか?


次の平井保子さんの展覧会は来月ですから、少し時間がありますね。
大阪府立芸術創造センターで行われます。

あそこも大きい空間ではなかったかしら?
お二人ともすごい勢いですね。

平井保子展
1015.5/26~31 
大阪府立江之子島文化藝術創造センター1階 
 11:00~19:00





平井さん。展覧会まであと少しですね。

展覧会開催までには、作品はもとより、こうした案内状のデザインや印刷も自分で考え、業者に発注し、作品を梱包し、輸送して陳列しなければなりません。
その陳列にまた悩むのです。
頭で考えていたのと、
実際では作品配置によって異なるイメージも生じます。

そういう眼に見えない開催者である作者の苦労もありますが、
それらを含めて展覧会を行うことは素敵です。苦労が吹っ飛びます。

お二人の展覧会のご盛会をお祈りします。
ちょっと早いかな?(K.)