本日は全国公募展の最終日。
洋画では笹谷美保子さん(2008年度卒)を迎えて洋画トークがありました。
山河先生と活躍中の卒業生による恒例のトークです。
下の絵は紹介されていた笹谷作品の1枚。
洗濯機をのぞきこむ子供達の顔が見えますね。
そこに繰り広げられる世界がすごく面白い!!!
こういう発想はどこからくるのでしょうか。
ちょっとピントがあっていなくてすみません。 |
左側、笹谷さんです。
沢山のリスナー。久しぶりに出会った仲間達。
絵画が出来上がるまで、笹谷さんは一枚の絵をいろいろな角度からイメージを組み立てながら、デフォルメして、驚くほど自在にストーリを展開させていきます。
こういったエスキース4枚ほど経て、やっと一枚の構図が決定します。
今回のトークでは笹谷さんの絵画の行程をじっくり見せていただきました。笹谷さんの絵の秘密が多彩なエスキース作りにあることがわかりました。
大変魅力的な制作風景でした。
これからも益々ご活躍を期待しています!ありがとうございました。
さて会場を変えてギャルリーオーブで全国公募展の作品合評会の模様を少し紹介。
OB,OGたちが集合しました。
講評会の後、18:00からはクロージングパーティが開始。
今回の受賞者の二人。右鈴木さん。左池田さん。ピースサインで。
作品講評会を終えて洋画の仲間達と小休憩。
洋画卒業生たちとの記念撮影。
さて次は明日(日曜日)まで行われている大森啓・長谷川宏美二人展の模様を。
この前お知らせしましたが、京都寺町のギャラリーヒルゲートで、現在展覧会中の二人展です。
長谷川先生にはこれまで多くの学生がスクーリング授業やテキスト添削でお世話になっていますね。ぜひこの機会に作品を生で拝見しましょう。
右側、長谷川作品です。奥は大森作品です。
壁面に展示されたお二人の絵画。作品効果で不思議なイリュージョンが生まれています。
こちらは2階です。小品が展示されています。
先生方の作品展と卒業生たちの作品展とが、今回上手くクロスして両方楽しまれたかたも多い事でしょう。
卒業してから制作した絵と学生時代の絵となにがどのように異なってくるのでしょうか。
時間の制約もなく、テーマや決めごとも全くない自由な環境で好きなだけ描く面白さを体感されている方もおられれば、何か物足りなく感じて足踏みされている方おられるようですね。
自分の絵を造る事に精一杯なのかもしれませんが、
もう一人の自分、自己批評できるような客観性を持つ眼をもつことも大切だということでしょうね。そのために全国展のような展覧会に出展する意味はあると思います。また展覧会を見に行って何が足りないかを自分以外の作品を通して見つける眼をもつことも必要かもしれません。そのために先生方の展覧会は本当によい勉強になりますね。
また来年みなさんとお会いしましょう!ご活躍を楽しみにしています。(K.)