皆さんお待たせしました。
東京外苑キャンパスで開講された7/17(7/17(金)~19(日)、7/31(金)~8/2(日)の
洋画II-2(人体油彩1)のスクーリング報告です。
前半3日間、後半3日間あわせて6日間の人体の授業です。
前半は人体のクロッキーと木炭デッサンでしたね。初めて人体を木炭デッサンされた方もおられたのでは?
さて前半のデッサンを終えて、後半は油彩、キャンバスに挑戦です。
小林良一先生からコメントをいただきました。
後半の一日目。
まずクロッキーから始めます。モデルさんの周りを360度回って何枚か描きます。
描く位置が決まったら、F30号と同じ比率の紙にエスキースをします。
決まりごとは、全身を入れる事。そのほうが勉強になります。この次点で人物のプロポーションと構図に注意を払います。
一日目の午後。いよいよキャンバスに油彩の制作に入ります。
F30号というサイズは全身(座りポーズ)を入れるに適切な大きさかもしれません。
自分の一日の制作をなるべく客観的にみることが明日の制作に繋がります。
2日目、絵の具がどんどんのっていきます。
人物と背景、空間というものの手がかりがつかめるように、色々と試してみます。
背景については、具体的な物を描く人、描かない人色々です。
また壁にかけて、中間講評。3日目に何をしたらいいかを探ります。
殆どの人が人体のカタチにもっと時間を使っていいのでは、ということです。
人体のカタチは複雑です。
それを絵の具に置き換えていくのは簡単ではありません。多少背景のことが気になっても
やはり人物に集中してほしいですね。
これオマケです。
中間講評を終えて?
ポーズはあと半日ですが、あせらず、それぞれやるべきことを最後まで。
合評会の様子です。
油絵の具は思考した時間の集積に応えてくれる材料だと思います。
皆さん今後も粘り強くやって下さい。 (報告 小林良一先生)
沢山の受講生だったようですね。先生、皆さんおつかれさまでした。きっといい汗をかかれたことでしょう。
30号というキャンバスは、テキスト科目などで扱ってこられた今までのキャンバスのサイズより、ぐっと大きめですね。
しかも人体ヌードですから、初めての方は慣れぬテーマに戸惑いもあったことでしょう。
これから更に制作の時間を集積して、描くことの体験をどんどん増やしていって下さい。
数量が多くなればなるほど、油絵の具に慣れ、その色彩の特色や質感などさらに工夫を重ねる事ができます。そしてそのことが、制作に臨む自分自身の位置を示してくれることと思います。チャレンジして下さいね!(K.)