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2015年2月22日日曜日

京都造形芸術大学卒業制作、大学院修了展のお知らせ

皆さんこんにちは。

2月14日から15日まで、通信4年生卒業制作の最終スクーリングが終わりました。
4年生の皆さん、おつかれさまでした。

何かあっという間の卒制制作でしたね。

ほんとうに多くの時間を費やして大作ができました。
きっと肩の力が抜けて安堵されている方も多いことでしょう。

最後の卒制スクーリング報告をしようかなと考えましたが、
3月8日から始まる通信学部卒業制作展も間近かなことですし、そちらで一挙に作品紹介するほうががいいのではと思いました。
まだこれからギャラリーオーブでの作品の展示もあります。
その合評会も3月15日に行われますね。
楽しみはその日まで残しておきましょうか。

そこで今回は学部の卒業制作、大学院修了展 を紹介します。
2月21日から3月1日まで本学にて開催中です。

京都造形芸術大学構内で様々な学科コースの展示が満載の行事です。
その後に通信の卒業制作展が行われますので、2月中旬から3月中旬にかけて
本学大学は大規模な美術館に早替わりですね。

では今日は特に学部美術学科の油画コースをご覧いただきましょう。

京阪電車の吊り広告。

巨大なアロエ。Y君の作品。レトロな感じ。

とろりとした質感、150号油彩作品。


綿布に鉛筆、墨、水彩などミクストメディアで。現代の肖像画風に。Y君の作品


身体の中のとりわけ「顔」が物語るものとは? Oさんの作品


風景を遮断する線。線との格闘の日々でしたね。Nさんの作品

大小のキャンバスの組み合わせ。余白が物語を紡ぎだす。Tさんの作品



ブリリアントな緑。手にとれるものなのに掴みきれなく、どこまで探っても遠くに隔たる。
描く者と画面の距離をはかる、Sさんの作品
真っ白な壁に一際生える黒い色彩。成熟した画面、無垢で不安な子供たち。Kさんの作品

粘り抜いて、描いては消した。繰り返し描くことを問いかけた。Aさんの作品

同じ家並が続く。昭和の日本の家たち。入り口が少しづつ異なり、曖昧な境界。Hさんの作品


巨大パネル、側面に色彩がのぞく。平面って何だろう?F君の作品



個展形式で発表。近寄ってご覧ください。面白い仕掛け。 K君の作品

3年の時から皮膚がテーマ。じんわりとした自画像。Uさんの作品

鳥の子紙に墨、アクリルで黙々と描いた。粘着質的な、だけど冷めた感覚が妙にリアル。T君の作品

左奥のリヤカー引いて東海道500km踏破したのはY君。右の富士山はS君の作品。
この部屋にも汗と涙のストーリがある。

自分の内側が鏡で覗けたら。鋭くて悲しくて愛しい声がする。Mさんの作品。

ハーネミューレ紙に油絵具 を用いたモノタイプの作品。

上の一枚。Kさんの作品

こちらは大学院の部屋。個展。床も作りました。窓も作りました。その中に作品が密かに息づきます。

上のインスタレーションを構成している作品。大学院生の0さんの絵。
油画の一部作品を紹介しました。
ぜひ大学にお出かけください。実物を見ていただいて、通学学生の絵画をゆっくりと味わっていただけるとうれしく思います。ちなみにギャルリーオーブでは大学院の作品が並んでいます。(K.)

2015年2月14日土曜日

続、学生・卒業生展覧会のお知らせ「第3回Do•楽展mini」「第25回記念虹の会展」

前回に引き続き学生、卒業生の展覧会のお知らせです。
やはり、本学卒業制作展に合わせて、京都で行われるグループ展が多いです。
皆さんこの機会にぜひ親睦を深めてください。そして本学卒業制作展に足を運んでくださいますようお願い致します。

第3回Do•楽展mini
2015, 3/10~15
ギャラリー空•鍵屋



2007年入学生有志による展覧会です。

第25回記念虹の会展 
2015、3/10~3/15
アートガーデンかわさき



「虹の会もこの3月で25回目を迎えます。参加者44名中36名が本学学部、大学院卒業生です。」という山田真弓さんのコメントが添えられていました。
25回記念展頑張ってください。


第2回かみはてくねん会展
2015, 3/10~3/15
池坊学園1階ア−トフォーラムギャラリー




この前ご紹介した「2011会」とこの「かみはてくねん会」が同時期に池坊アートフォーラムで開催です。交通の便のよい所に池坊アートフォーラムがあります。2009年卒業生、と2011年卒業生の有志による皆さん、いい交流ができますよう。(K.)














2015年2月9日月曜日

学生、卒業生の展覧会のお知らせ「島村薫作品展」「二世紀展」「第6回はてなし会展」「広瀬昌子自選展」「2011会」

引き続き本学学生、卒業生の展覧会のお知らせです。
最初の学生は通信大学院1年生の島村薫さんの個展から。

島村薫作品展「ココロノヒダ」
2015, 2/8~2/28 (休み月火)
神戸海外移住と文化の交流センター内CAP CA y3



もう4月からは院2年の島村さんですが、
この一年間、試行錯誤して描いた作品を発表しています。
「ココロノヒダ」と題された作品には、どのような想いが宿っているのでしょうか。





中央が島村さん。院の仲間たちと。
 4階ではWINDOWS展というグロープ展が同時開催されていて、島村さんはこちらにも出品。


MADRAWINGというタイトルで左の作品が島村さんのもの。コラージュドローイング


このセンター内にある「窓」を キーワードにした展示が、13人の作家たちによって行われています。



島村さんはこの四角の額縁を窓と見立て、「私と窓の間にある隔たり」が何かを探ります。
島村さんの絵画には(このコラージュドローイングもそうでしたが)、絵具の薄い層が
皮膜として、画面を消しているような、覆っているような…そんな表情が見られます。
描く事を一生懸命問いかけているようですね。

さて、このセンターはかつてブラジルからの移住者の一時受け入れの施設でもあり、個室が沢山あります。現在は海外を含め若いアーティストたちのアトリエとしてCAPというNPO団体が支援しているそうですが、このWINDOWS展で、本学学部院修了生に出会いました。


センター4階の廊下左側に各アトリエがオープンされています。
ここは桜井類君のアトリエです。        

桜井類君。





窓からは神戸元町の夜景が広がり素晴らしい眺め。類君の絵も夜景同様色彩が鮮やかです。
もう一人出会ったのが浅野夕紀さん。


浅野さんの布に描かれたドローイング。古い肖像写真に着想を得て。
 また柴山美咲さんのアトリエもありました。
説明を追加


まるでモザイク画のような絵画です。布に板の断片でしょうか、その断片を天然の染料で染めているそうです。
柴山さんには会えなかったのですが、2月19日から28日まで神戸のトアロード画廊で個展が行われます。神戸はこのくらいにして、

さて本学卒業生の展覧会の紹介です。
まだ少し先ですが、2月24日から京都府立文化芸術会館1階、2階で卒業生のグループ展が始まります。

二世紀展
2015 2/24~3/1
京都府立文化芸術会館1階展示室



二世紀展は今回で9回目です。第二期生の有志による展覧会です。


第6回はてなし会展
2015, 2/24~3/1
京都府立文化芸術開館2階展示室


2008年度卒業の皆さんによる展覧会ですが、もう6回目を迎えました。
有志33人が出展しています。




さて次は個展のお知らせ。
廣瀬昌子自選展
2015,3/3~3/8
ギャラリーヤマシタ1号館1,2F



DMにも書かれていますが自選の作品60点が並びます。
個展開催は勇気もパワーも要りますが、頑張って下さい!




さて本日の最後は、2011年度の卒業生有志30名による2011回の第1回展です。
2011会
2015, 3/10~15
池坊短期大学洗心館I階アートフォーラム




会期は3月10日から15日までですので、本学通信の卒業制作展と丁度重なっていますね。
こうして卒業してからも、みなさんの積極的な活躍が拝見できることは洋画コース教員にとっても嬉しく心温まります。
楽しみにしています。(K.)