《スクーリング報告》
【洋画Ⅰ-1 牛骨鉛筆デッサン】
9月13日(土)~15日(月)/藤部恭代先生
9月三連休に開講された牛骨デッサンは、お天気に恵まれ、
久しぶりに暑い日が続きました。
今回の受講者数は5名と少人数ではありましたが、とても密度の濃い充実したものになりました。導入の後、全員で鉛筆を削るところから始め、受講経験に関わらず、新鮮な気持ちで取り組めたように感じます。
皆さんの集中力は素晴らしく、積極的で良い雰囲気の中、制作が進んでいきました。
二種類の牛骨を用意しました。クロッキー・エスキースを重ねた上で、全員が同じ牛骨を選びました。描きたいものをしっかりと選ぶことは重要です。しかしながら、全員を引きつけた、この牛骨の魅力は凄いことですね。
姿勢がまっすぐ伸びていて良いですね。描き進める中で、利き手と反対の手に握る鉛筆が一本、二本と増えていきます。描画道具との距離も近づき、描く行為が自然となっていくのが、良く伝わりました。
デッサンを壁面に展示して合評しました。イーゼルに置いてある時と、少し印象が違って見えたのではないでしょうか。迫力のある良いデッサンが揃いました。
最初は遠かった牛骨との距離も、描き進めていく中で、近づき積極的に牛骨を観察し、実際に触れて真に迫ろうとする姿勢に、皆さんの高い関心意欲や取り組み姿勢を感じることが出来ました。
暑い夏が過ぎ、芸術の秋のシーズンですね。体調に気をつけて、制作や美術鑑賞を楽しんでください。
(報告:藤部先生)