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2014年9月11日木曜日

《スクーリング報告》


【洋画Ⅴ-1 「花」】

後半8月12日~14日/石田歩先生

 前半で行った大量のドローイング体験をもとに、生という生々しいモチーフを手に取り、あるいは壺に活けて、油彩30号のペインティングに進む。





 美しい花を美しく描くことだけでも難題であるのに、前半のドローイングで頭の中は相当にかきまぜられて「自分は花の何を描こうとしているのか?」に悩む。




何か変わった描き方をしないといけないのだろうか。後半2日半の油彩制作は、各自の自由に任されている。

















作品計画、制作計画を立てながら進める自由制作のために、今回は花というモチーフとの出会い、対話、感触からの発想で制作を組み立ててみた。





(報告:石田先生)



【洋画Ⅴ-2 「人」】 

前半8月17日~19日/石田歩先生


自由制作の中で「人」というモチーフを扱って行く学生は多い。自分、家族、周囲の人々、人のいる風景、人間、人体、働く人、ヒトガタ、夢や記憶や情報の中の人、など。


この演習では、学内や京都市内に取材に出て、資料を集めることから始めた。
 

これを持ち帰ってからアイデアスケッチを繰り返し、後半の油彩制作のためのエスキースを作る。


試みに水彩で描いてみた下絵には、これから行う制作の狙いがはっきり表れている。


真をそのままそっくりに描くだけでも難題であるのに、自分はその上に何を課題として加えようとしているのだろうか。そのまま描きたいほどの写真も手に入れることは難しい。


デジカメの中に入っている過去の写真から描きたい映像を探す学生もいた。


   描いているうちに人物像が小さくなり、
                ほとんど室内風景を描くことになった学生もいた。







「人」について考え、取材にも出てみたうえで、1つの自由制作を組み立ててゆく。

(報告:石田先生)

後半8月20日~22日/長谷川宏美先生


8月20日~22日、洋画-2「人」後半が行われました。4月に行われたS日程の方も含め13名が受講されました。前半3日間の取材、スケッチ、ドローイング等で構想したエスキースを基に、いよいよF30号キャンバスに油彩制作です。

 「人」を用いて何を描きだすのか、エスキースを通して掴んだテーマやキーワードを確認しながら、表現方法を探ります。



絵の具がどんどん塗り込まれていきます。描きながら作られる色とマチエール。いろんな想いが交差していきます。エスキース通りにはいかない場合も。



制作風景



合評会。 作品と同時に互いの考えを発表しながら意見交換。自身で気付かなかったこと、制作以上の発見がありました。



「人」そのもの、「人」のいる空間、「人」に関わるものや事柄、など題材は様々。





「人物画」という概念を取り外し、できるだけ身近な体験の中から題材を求めて描き出しました。取材した現実空間を、絵画空間に置き換える手法は様々だと思います。それが絵画の面白さでもあります。3年次の自由課題で、思い切ってチャレンジしていただきたいです。

(報告:長谷川先生)