9月13日〜15日の三日間東京外苑キャンパスで、3年次スクーリング「人」が行われました。前半後半と引き続き行われますが、授業の写真風景も沢山ありますし、こうしてブログに載る事で、少し客観的に眺められるかもしれません。受講されたみなさんには良い契機となることでしょう。今少し授業をふりかえってみましょう。
小林良一先生からの以下コメントです。
一日目
「人」「人のいる空間」など、人に関わるものや事柄を描く為の取材をします。今回はデジタルカメラを使います。
撮ってきた画像を見て自分が何に惹かれるのか、あらためて気づかされることもあります。
幾つかのアイデアをスケッチしてみます。描きたいと思った人物の姿もいざ紙に移してみると、何か物足りなく感じたりと、イメージ通りにいかないことのほうが多いかもしれません。
二日目
幾つかのアイデアスケッチからひとつを選んでF30号の大きさの紙でエスキースを作ります。
しかしまだ迷ったりしてプランの変更もしばしば。
紙は充分に用意しているので、どんどん使って下さい。
二日目の終わりにエスキースを壁に貼ってチェックします。
今回は洋画コースでもうひとクラス開講していたので、交わりながら賑やかなアトリエの放課後でした。
三日目
エスキースを続けます。2枚目、3枚目を描く学生もいます。
後半の油絵の具での制作が待ち遠しくなるようなエスキースであって欲しいです。
講評と発表
今回は通常の講評に加えて「人」というテーマをどのように捉えたかと、作品プランを語っていもらいました。
(指導、小林良一先生)
来週からこの後半が行われます。いよいよ次回は油彩での表現ですね。素材が異なるとまた表情も変化していきます。エスキースで構成、考案した絵の内容もまた油絵表現の過程で、絵の具との出会い、マチエールとの出会いなど、その都度の感触に触れ、新たな実感を伴って再構成もあるかもしれませんね。描くということは本当に臨場感を伴うもだと思います。皆さん頑張って下さい。(K.)