このブログを検索

2013年11月21日木曜日

【展覧会情報】

《展覧会報告とお知らせ》


◆開催中

○11月19日より京都ギャラリーヒルゲートで通信教育部の教員展「25人の絵展」が始まりました。初日の19日18:00よりのオープニングには多くの方に来ていただき20:30頃までにぎやかなパーティーがおこなわれました。
 通信や通学の在学生、卒業生の皆さんでごった返していたため、うっかり撮影し忘れましたので画像はありませんんが、24日(日)まで先生方の新作が並んでいますので是非ご覧ください。

○また、一居孝明先生ご夫妻丸太町のギャラリー恵風でダブル個展をされています。こちらも同じく19日より24日までですが、明日22日(金)17:30~パーティーが行われます。まだご覧になっていない方は是非お越しください。

寺町二条下る東側のギャラリーaでは黒田克正先生の個展が開催されています。こちらは二週間なので19日(火)~12月1日(日)までです。昨日伺ったら夕刻だったのでもうミニ宴会をされていました。


京都市美術館では明治期の日本画の巨匠竹内栖鳳展が行われています。東京のターナー展とならび、次はいつ登場するかという稀有な展覧会です。見事に丸山四条派の運筆を習得した栖鳳がみせる、日本にこだわった西洋画の吸収法は、その卓抜した画才とともに一見の価値があります。各種メディアで紹介されていますのでご覧になった方も多いと思いますが、この機会にご覧いただければと思います。



○まだ見にいっていないですが、伊丹市美術館ではベン・シャーン展が行われています。貧しかったユダヤ人街などを描き続けたベン・シャーン。長い間イラストレーターとして扱われ、画家としてなかなか認められませんでしたが、現在ではその独特の詩情あふれる絵画は世界中でポピュラーな存在となっています。



○こちらもまだ未鑑賞の展覧会ですが、テレビで紹介されていた京都鹿ケ谷にある泉屋博古館木島櫻谷(このしまおうこく)の展覧会です。栖鳳とならび称された時代もありましたが、あまり有名ではありません。しかし、その卓抜した描写力や一足先をいく画風は、一斉を風靡しましたが
師匠の過剰な推薦や、夏目漱石の「写真屋の背景」といった酷評を受け、次第に画壇から遠ざかっていったようです。最後は精神を病み晴耕雨読の日々を過ごしましたが、彼が隠棲した衣笠の地は、多くの大家たちがその後移り住み「衣笠絵かき村」とまで言われるほどになったそうです。
 漱石に「気持ちが悪い」とまで言わせたその画風には興味をそそられるので、一度見に行ってみようと思っています。



○いま京都市美術館では今週末まで二紀会展が催されています。
城野愛子先生のご主人、城野秀紀さんが出品されているので、見せてもらいに行きましたが、卒業生三名の方も入選しておられました。
 団体展は少し調べただけでも、すでに60名を超える通信洋画卒業生たちが頑張っておられますが、以外なところでもお見かけしてうれしく思いました。通信洋画卒業生ガンバレ!!





◆次期展覧会

 さて、美術の秋もいよいよ12月ですが、来週からは京都市美術館中原史郎先生所属の二科展森田康雄先生所属の独立展が開催されます。
 二科展では、以前も紹介しましたが通学部卒業生で現在非常勤講師の篠原涼子さんと山岡明日香さんがそれぞれパリ賞、損保ジャパン美術財団賞を受賞しています。頑張っておられるので皆さんにも見ていただければと思います。
 なお、二科展での中原先生のギャラリートークについては、K先生よりまたブログにアップされると思いますのでまたご覧ください。



今回は以上です。二科展、独立展の画像が少々ピンボケですみません。(Y)