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2019年8月7日水曜日

3年次スクーリング「抽象」

7月6、7日(前半)、8月3、4日(後半)とで「抽象」スクーリングが行われました。

目標は
「自身の制作と抽象絵画とのつながりを探り、絵画に対しての視野を広げる」こと。

受講生は15名、担当は相見節子、SAには極並、島内(前半)、池田、松村(後半)が入りました。
まずは前半、今年度から事前課題としてドローイングとレポートが課されています。スライドレクチャーの後、それぞれ気になる抽象作品を引用して作った着彩ドローイングの発表会を行いました。






主にオートマティズムの手法、ドリッピング、デカルコマニー、垂らしこみなどを、午後からは絵具以外に紙粘土や壁土、異素材のコラージュなども試します。


中には立体を作ってドローイングした人もいました。

後半の制作で綿布を張ったパネルを使うため、布張り、地塗りの実演を行い、ジェッソでの地塗りも体験してもらいました。地塗りしたパネルは後半の事前課題です。

壁土なども試します。

前半2日目は各自ダンボールでの制作に入ります。合わせて個別相談、制作方針の確認、レポートのチェックを行いました。







4時から講評、後半の制作に思いを馳せて一旦終了、また来月。

さて後半が始まりました。前半ではいろんな素材を切ったり貼ったり乗せたりと、ダンボールで試みましたが、後半にはそういった素材の持つ抵抗感を絵具で追求します。
まずは集まって各自の制作方針を話します。事前課題や前半で制作したものに一目置きつつも限定されることなく、どんどん発展させてもらいます。後半1日目の終わりには中間講評会を持ちました。






1日目から2日目へ。画面がどんどん変わります。




まずは画面をじっくり見て、手を動かします。2日目にはみなさん集中です。




最終日合評風景。これまでとは違った画面が現れました。それでも
「この色は〇〇さんらしい」と言った声が上がります。
しんどかったけど楽しかったという声とともに出揃った作品群です。


















色々な考え方、手法を試す中でそれぞれ新しく現れた皆さんの作品です。今回のチャレンジが今後の制作で生かされますよう。お疲れ様でした。(AIMI