23名の受講生、担当教員は田中愛子、SAは、20日藤井さん、21日は山中さんでした。
三原色と白の絵具で基本的な混色を学び、白のモチーフから様々な色味を感じ取り、色彩を活かした奥行の表現、そして個々の色や質感の違いを油彩で表現することが今回の課題としてあげられます。『白の静物』ということで、モチーフはこんな感じです。
日常生活の中にあるものたちでモチーフが組まれています。初めての油彩という方も多く、どう挑まれるかとても楽しみです。
1日目の午前中、モチーフを囲み、構図を決めていきます。
たくさんのモチーフを入れようとする方や、どこを切り取るのか迷っていた方もおられましたが、周りを参考にしてどんどん描きたい場所を見つけていきます。1日目の午前中、モチーフを囲み、構図を決めていきます。
エスキースが固まれば木炭でF20キャンバスにあたりをつけます。
絵具の混色や、溶き油の配合など少し講義をし、午後からいよいよ油彩、事前課題として、あらかじめキャンバスに下地を塗ってきていただいています。
課題はデッサンから油彩へと変わりますが、明暗を意識しながら目の前のモチーフをしっかりと観察し描写することを忘れずに! |
複数のモチーフがあるとモチーフごとに分けて進めてしまいがちですが、画面全体として、奥行きや隣合う色と色との関係を意識して絵具を乗せていく事が大事ですね。形のズレや歪みも、描き進めながら何度も修正していきます。そういった格闘の中から新しい発見も生まれるはず、まずは油絵具に慣れていくことが重要なところだと思います。
複数のモチーフがあるとモチーフごとに分けて進めてしまいがちですが、画面全体として、奥行きや隣合う色と色との関係を意識して絵具を乗せていく事が大事ですね。形のズレや歪みも、描き進めながら何度も修正していきます。そういった格闘の中から新しい発見も生まれるはず、まずは油絵具に慣れていくことが重要なところだと思います。
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2層3層と描き進めながら、乾性油(リンシード油・ポピー油)の配合を増やしていきます。後半、乾性油の割合を増やした事で、画面に厚みや光沢も出てきましたね。
初日との画面のノリの違いを実感する声も聞こえてきました。
全体のバランスを見ながら微妙な色や素材の質感の違いを描き込んでいきます。
時々画面から離れ、明るいところで見ると見え方も変わります。
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以上、田中愛子先生でした。
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