今日は前半10/19~21と後半11/9~11に行われた3年次の「構想」スクーリングの報告です。
担当は前半スクーリングと後半の講評を津上みゆき先生が担当。後半の2日間を川村が手伝いました。
この授業は「抽象」との選択科目になっています。
どちらも受けたいと思われる方々が沢山おられますね。
4年次になって、余裕があればもう片方を受けることもできます。
今回も現4年の学生さんが一人受講されてました。
「構想」は自由制作をあれこれと考える楽しい授業ですので、スクーリングで一旦終えられても、この制作の応用や展開をドンドン進めていただきたいですね。
ではみなさんの制作経過を公開しましょう!
授業前半のエスキース制作から、後半タブロー制作までを一人づつ紹介します。
最初はYさんのエスキースから
パステルで外国の街角と、女性を組み合わせます。
油彩画面ではパステルの感覚と異なる絵具に、どんな描き方をすればいいのか探ります。
消したり描き直したり。 シンプルに色彩の調和を考えます。 |
1さんのもう一枚の作品。未完。 |
次はKさん。
娘さんを真正面から描きます。
きりりとした表情。意思の強さを感じますが、いつものkさんの作品とは少しニュアンスが異なります。おおらかでいいですね。 |
Eさんのエスキース。お孫さんをどう描くか。
緑の中に。
緑の葉っぱや花が子供たちを大きく囲います。
鈴蘭やてんとう虫と子供たちは等身大に。 |
Wさんの場合。 やはり娘さんが登場しました。
エスキース、写真をコラージュ |
絵具はアクリルを使用。 発色がいいですね。 |
樹に座ってファンタジックに。 |
Oさんの場合。
全く頭の中で風景をイメージして、一気呵成に描きます。
ペインティングナイフや筆を自由に駆使して最初はやや濃いめに? |
全体にピンクと青のグレー色で。(部分) |
Oさんの桃源郷かな。 |
Iさんの場合。
自宅に近い神社から樹木の一部を取材してきました。
作品の過程がドンドン変ります。
モチーフ一つ一つに意味がありましたが、思い切って省略しまし
もう一枚も途中まで制作。同様に樹木が主題
Tさんの場合。まずはエスキース
花とプラットホームですね。どういう関係があるのでしょうか。 |
秋の花々が飛び交います。小さく女性も佇んでいます。 |
色彩が変ります。花も省略。 |
手前の女性と奥には男性が。彼らを巡るドラマに花に隠された言葉が必要なのかも。 |
これはエスキースでもタブローでもありません。Hさんのパレットです。
現代の若い女性。衣服も、髪の毛も、眼も、背景も、どれをとってもHさんの育った時代が刻まれます。
髪の毛も手もだらりと伸ばして、自由な心持ち。自画像かI? |
空も道も、樹木も刻々と変化しました。 |
もう一枚はY路道を描きます。 |
町並みにお風呂屋さんの煙突が見えたり、
中央に女性が二人立ち話をしている風景はどこか懐かしい。
と、思っていたらいつのまにか煙突も女性たちも消えていました。