静物油彩1
6/29(土)、30(日)の2日間、京都にて一年次の静物油彩のスクーリングが行われました。
油絵具に初めて触ったという方もおられましたが、最後にはほとんどの方がグイグイ絵具を乗せて制作されていました。油絵具は、たっぷり使ってこそ独自の性質、良さ、味が出ます。
さて、今回は“三原色”と“白”の4色で描くという授業でした。こうした制限をきっかけに、混色の幅広さに気づいた方も多くおられたのではと思います。
こちらも今回のモチーフです。白の違いが見えますか?写真でも結構分かりますね。 |
エスキースに取り組む大切な時間です。どう切り取るか、良い構図とは…、と場所を変えて探ります。 |
描く場所が決まれば木炭であたりをつけて油絵具で描き出します。エスキースと見比べたりモチーフを何度も見直したりして修正します。 |
一層目の絵の具が乗り始めました。モチーフごとの色分けではなく、モチーフを横断しながら絵の具を乗せるのがポイントです。
塗り絵ではありません。空間表現ですよ。
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二層目から三層目の仕事です。溶き油は、乾性油と揮発性油を配合して使います。前半は揮発性油を多目に、後半は乾性油を半分から3分の2で配合していきます。
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始まるまでは、白を意識するあまりに渋い色味になったり、色味の無い白になったりすることを危惧していましたが、決してそんなことはありませんでした。むしろ、複雑で幅広い混色に挑戦された結果、それぞれ創意ある色調で制作を進めることができたと思います。ただ工業製品のような幾何的な形態のプロポーションを捉えることに手間取ったのも事実、今後も修行は必要です。がんばりましょう。
以上西垣先生からの報告でした。
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