今夜も雨がよく降りますね。
8月があんなに酷暑でしたのに、このところ驚くほど涼しい毎日です。
先ほど北大阪、京都に大雨洪水警報が出ました。そうとう降っています。
9月は旧暦でいえば長月ですね。月夜のきれいなイメージがあって、虫の声がものがなしくてムードメーカーの季節のようですが、実は雨の多い季節なのです。
私たちのキャンバスがその湿度でプランプランにたゆむ季節でもあります。その意味では麻キャンバスの張り状態を見ていると天候がなんとなくわかるというもの。
ん? 年齢が出る? こういうセリフ。
でも皆さんキャンバスは強めに張っておくほうがいいと思います。湿度が高いとたゆみ、絵の具の重みでもたゆみ、結構繊細な支持体ですから。
今日は卒業生の展覧会情報を。
井上千代子展
BBプラザ美術館 9月4日(金)~9月9日(水) 10:00~18:00
※最終日は16:00まで
兵庫県神戸市灘区岩屋中町4丁目2-7 BBプラザ2F
TEL:078-802-9286
井上さんは通信大学院洋画分野を2012年に修了された方です。
「通信大学院卒業後の約3年間の作品です。テーマは『原風景への回帰』。自分の人格形成の礎となったであろう故郷を含むあらゆる原風景へと戻り、平面的造形表現を目指した。」というコメントがありました。
前々回紹介した六田さんの個展ももうすぐですが、このブログ記事を書くようになって気がついたことがひとつあります。
女性の卒業生の個展が意外と多いのです。
洋画は比較的男女の数のバランスがよいコースですが、個展の先手を打つのは女性が早いですね。 なぜかしら ?
井上さん。展覧会頑張って下さい!
さて次は、第79回新制作展です。
東京六本木の国立美術館でこの16日から開催です。
79th 新制作展
2015、9・16−9・28 10:00-18:00
国立新美術館
本学教員で、新制作会員の一居孝明先生が出展されています。
学生の皆さんはスクーリング授業やテキスト課題の添削でよくご存知ですね。特に新入生はついこの間の6日間スクーリングで一居先生の熱血指導を受けられたことと思います。
会場はまず東京展が最初ですが、京都にも巡回しますので、その折またお知らせしましょう。
新制作には毎年洋画の卒業生が沢山入選して堂々たるものです。
今回79回目を迎えるということは、来年が80周年。
二科展といい、新制作展といい、息の長い活動の団体です。
小磯良平をはじめとした青年画家たち9人が1936年に協会をつくり出発したそうですが、現在は絵画、彫刻、スペースデザインからなり、今回665点の作品が国立新美術館に展示されるとのこと。 なんて多いのでしょう !!
79年の歴史がこのように人を集めたのですね。
ぜひ皆さん東京本展にお出かけください。(K.)
79年の歴史がこのように人を集めたのですね。
ぜひ皆さん東京本展にお出かけください。(K.)