でも台風12号でしたっけ?
この週末に上陸との予報です。
7月初めのスクーリングを思い浮かべました。あの時は大変でしたから…。
西日本の災害の爪痕が大きく残っているさなか、台風が怖いです。
皆様もくれぐれもお大事に。お気をつけてください。
さて今日は「修了生のご活躍」の紹介です。
2015年度生の杉森康彦さんと2016年度生の増田正昭さんの個展です。
どちらも7月の展覧会紹介でお知らせしましたね。
杉森さんの展覧会は終了しましたが、全33基ある祇園祭の山鉾の丁度半分の17基の制作中間発表と題された展覧会でした。
ではその模様から。
会場は京都芸術高校。京阪宇治線の黄檗駅下車。徒歩5分の静かな場所です。
「黄檗(おうばく)」という場所はその昔、黄檗山萬福寺の開祖隠元禅師で有名な中国の禅宗寺で唐風?というのか、何か泰然とした空気が感じられます。
普茶料理もおいしいですし、宇治の手前でちょっと途中下車。というのもいいですよ。
さてここで、祇園祭33年計画中間発表展が行われました。
杉森さんはこの高校の卒業生で、いわば錦を飾っての里帰りでしょうか。
橋弁慶山 2010年 |
会場風景 |
新聞社のインタビューを受けています! 浴衣姿が杉森さん |
左長刀鉾 右、綾傘鉾 右の綾傘鉾の棒振り囃子と踊りというのを今年初めて「先の祭り」で見ました。 この絵の中央の若衆が、一人長い棒を振りまくり、踊りを披露するのですが これが中々見もので、見ていた私たちも汗だく。 |
会場では京都芸術高校の学生たちも熱心に見ていましたよ。
先輩(杉森さんのこと)やるじゃない!
こちらはもう一つの会場。 四条新町下がるの呉服店「小泉」にて。院生たちと。 |
さてもう一つは増田正昭さんの個展です。
増田さんは、2016年度修了生。
改めて今回の初個展で増田さんが被爆者2世のお一人と知りました。
8月になるとヒロシマ・ナガサキが私たち日本人には異口同音に声に出ます。
今回のテーマはヒロシマでした。
作品「語り継いでください」
小さなキャンバスに、一様に被爆者のみなさんの肖像が並べられていました。
その方達のメッセージもパネルに載せられています。
今までの増田さんの作品と異なり、静かで淡々とした語り口です。
今までというのは、
増田さんの作品が一貫してヌードをテーマに描かれていたものでしたから…。
大学院2年時に脳梗塞で倒れられて、リハビリ。それでも院修了前には自画像を描かれて無事に修了。大変でしたね。
その経験が新たな出発へと向かわせたのかもしれません。
1階には御得意の女性ヌード作品も展示されていました。
右が増田さん。 |
中央奥には大学院の同級生の顔が見えます。 城野先生、相見先生もちらり。 皆さん遠い所を来て下さったのですね。 修了生のお二人を通して、夫々が心に秘めたテーマを胸に、 熱い想いが伝わる展覧会でした。 増田さんの個展は今週日曜日29日まで、 京都御所蛤御門まえ。 ギャラリーCreate 洛にて。 |