京都芸術センターは、明治に京都室町の町衆の力で建てられた明倫小学校が閉校となったため、京都市が1997年に芸術の拠点としてリノベーションしたものです。2008年には国の有形文化財に指定されています。
そして今回の紹介は、その京都芸術センターで第69回を数える京都市立芸術大学美術教育研究会の発表が公開される案内です。
京都芸術センターは、絵画・彫刻・音楽のみならず演劇やダンス、パフォーマンスから数々の芸術に関する催しを行ってきましたが、今回このような美術教育に関する研究会の発表を共催するのは初めての試みです。
また京都市立芸術大学美術教育研究会も、69回を重ねる古い研究会ですが会員のみに開かれた会ですが、今回一般の市民に公開するという初めての試みをします。
かく云う私は頑なにこの会への入会を拒んできたのですが、寄稿を頼まれるうちにいつの間にかお手伝いする破目になり、今回の実現に双方への提案を行い両陣営にとり初めてのコラボレーションが実現することになりました。
こうは云っても皆さんには「なんのこっちゃ」という感じでしょうが、京都市や長年続いた研究会のルーチン体質を変えるのは大変なことなのです。まあ皆さんや芸術には直接関係ないことですが…しかし、やっと実現した発表の中身が「鑑賞教育の試み」という現場の教員の活動報告と国際日本文化研究センター教授・井上章一氏による「京都ぎらい」の講演なので、教職や井上氏のお話に興味のある方には是非参加していただきたいと思いご案内させていただく次第です。
参加は無料ですが、席数のため芸術センターHPより参加申し込みが必要になります。
参加して下さる方はお手数ですが http://www.kac.or.jp/events/21358/ から参加予約をお願いします。
興味を持たれた方は是非ご参加くださいね。(Y)
2017年6月25日(日) 13:00~14:30 研究発表 (美術教育研究会)
14:30~16:30 井上章一氏講演
会場:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
京都芸術センター2F
詳細はクリックで拡大してご覧ください。
また、http://www.kac.or.jp/events/21358/ でもご覧いただけます。
※どうも、絵や写真がないと華やかさに欠けますが、これも芸術の一幹。京都市立芸大のみでなく、さまざまな美大芸大を卒業された方たちが美術教育に関わっています。
井上章一さんの軽妙な話も興味を惹きます。私や教職センターの鷹木朗先生も当日は参加していますので是非ご来場ください。(Y)