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2017年5月17日水曜日

卒業生・先生の展覧会のお知らせ

《展覧会のお知らせ》

■京都のみどころ案内

新緑の候!良い季節ですね。自転車で市内をぶらぶらするにも気持ちのいいものです。

 私の家の近くにある相国寺(同志社大奥)も境内を通ったり、伊藤若冲で有名な承天閣美術館へは何度もお邪魔していましたが、永徳の長男狩野光信の「鳴き龍」で有名な法堂へは足を踏み入れたことがありませんでした。
 今日立ち寄ったので紹介しておきます。
 この鳴き龍は「蟠龍図」といい、仏教の守護神として描かれたもので、直径9mもある大作です。ある場所から手を打つとフラッタ―エコー(多重反響)が起こり、あたかも龍が鳴いているようなところから鳴き龍の名前で有名になったとのことです。
今季は3月24日~6月4日まで期間限定拝観です。秋もあるので調べてみてね。


同じくその相国寺には若冲で有名な承天閣美術館があります。毎年のように若冲展がありますので、洋画とはいえこちらも要チェックですね。
こちらは、今季は5月21日までともう少しですね。昨年の東京で見られなかった方はこの期間に京都へ来られたら是非ご覧になるといいでしょう。



■先生・卒業生の展覧会案内

五月も卒業生の方たちの展覧会が続きます。


《一五一絵の会展》

5月23日(火)~28日(日)10:00―17:00(最終日16:00まで)
京都市左京区岡崎成勝寺町9-1京都市勧業館
「みやこめっせ2Fギャラリー」

2015年度卒業生の方たちの展覧会です。記念すべき第一回目かな?どんな展覧会かたのしみですね。


【大阪クラブ絵画展】

5月23日(火)~28日(日)11:00―19:00(最終日18:00まで)
大阪市西区江之子島2-1-34 大阪府立文化芸術創造センター

もう6回目になるのですね。大阪クラブも洋画初年度生がたちあげてくれたので、もう結構な月日になります。いまでは他コース卒業生も多く参加しておられるとのこと。
今回は大阪での展覧会ですが、通常は本学キャンパスで活動していますので、洋画卒業生だけでなく、在学生の方もおおいに参加してあげて下さい。
学習のすすめ方や卒業までの単位取得など貴重な情報もきっと聞けることと思います。



他コースが増えたといっても展覧会は洋画コースの方が多いですね。

【ル サムディ】

5月30日(火)~6月4日(日)12:00―19:00(最終日18:00まで)
同時代ギャラリー:京都市中京区三条通御幸町角1928ビル1F

こちらは第七回になるコラージュの会 ル サムディ展の案内です。
コラージュで展覧会をするなど通信教育部ならではの発想ですね。皆さんその発想を生かし作品を創る一助にされているのでしょうか。オープニングがあるらしいので、作者に訊ねてみては如何でしょうか。

 


【一陽会関西展】

6月16日(金)~21(水)10:00-18:00(最終日は16:00まで)
神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパルギャラリー

 さて最後は古野恵美子先生が所属しておられる一陽会の関西作家展の案内です。
先日まで大阪の守口京阪百貨店で個展をされていたのでご覧いただいた方もおられるでしょう。一陽会も古い団体ですのでお近くの方は制作の参考にされるのも良いと思います。



ここで追記しますね。
先日の古野先生の守口京阪百貨店での個展会場写真の紹介です。

一見見逃しそうな人々。
右の茶色の岸壁のようなマチエールの層に目がいきますが、様々なポースの人が描かれています。

雪景色?木々の隙間を非t歩にとがテクテク歩いていきます。
ブリューゲルをふと思い起こしました。

古野先生。DMにもなった作品の前で。

会場で卒業生のK.さんと。久しぶりね。

様々な公募展や団体展などに卒業生や現役生が出品されて、
なんだか皆さん最近たくましいですね。

でもあんまり頑張リ過ぎないでね。
身体と相談。お金と相談。家族と相談。
そしてこれならできそうだというところから始めましょう。

(追記しまい。K.より山河先生に戻ります。)



さて、今回は卒業生の方たちの展覧会が続きますが、ちょっと描くことが滞っている。或いは描く時間がなくて疎遠になっているという方もおられるでしょう。
 でも、見るのは、そんなことを気にせず貪欲になってくださいね。

 団体展などは会員ともなると東京本展で150号~200号、この関西展でもそれなりに、個展で十数点から二十数点と一年間描き続けることで作家として認められていくのだと思います。
 審査が伴う発表はそれなりに内容も問われますが、何よりも卒業生の方の展覧会のようにつづけてこそ絵画の意味があります。その意味では洋画卒業生はとっても発表が多く積極的です。恥じず怖じず挑戦していきましょう。(Y)