【2017年度卒業制作Ⅰ A日程】
5月6日(金)~8日(月)
担当:川村悦子・山河全
五月の連休もややひと段落の5日から8日まで、京都のキャンパスで今年度卒制が幕を開けました。最初は緊張の面持ちも年間の予定を聞き、やるべきことを聞いたらのんびりしている暇はなく、まず持ってきた立体を絵にしなければ‥!
いつもは提出課題の立体、今年度からはスクーリングの事前課題ですがやることは同じ、「描き手」にとり立体とはやはり悩ましいもののようです。
えっ!持っていた50号のイメージを描くんではないのですか?
この立体を描く??よくわからんな~
そうなんです。自分が作り上げた立体という現実のモチーフをしっかり観察することから始めます。
てなことで、説明をしながら進みますが、はたして本当に理解できているかどうかは疑問です。しかし、これが意外とあとあとの制作に役にたつことになるのですね。
さて「立体を絵画にする」という今回のメイン課題ともに、夏に提出する50号自由課題の
エスキース相談も大切なひとつです。
私たち教員は回りながら、10号キャンバスのモチーフと絵の関係の話や、エスキースとの関連を離していきます。
みなさんは黙々と画面とモチーフに向き合う時間。
描いては消す作業から美しい画面が登場します。
何かをつかんだようにも見えますね。
そして、二日目午後には現在行われている桃山最後の巨匠「海北友松展」の団体鑑賞に京都国立博物感へ出かけました。
海北友松よかったですよ。70数年ぶりの展覧会とのことです。次はいつかな‥
気が付いたらみんなバラバラ、残ったメンバーだけでの記念撮影でした。
で、三日目は面談の続きとみなさんはひたすら描画というところです。
どう描きゃいいんだろうね。
午後からは立体と10号を並べ講評。
ここでやっとこうすれば良かったかな?などという思いも登場するのでしょう。
みなさん今までの経験をもとに、しっかりと絵にしておられます。
さすが卒制までこられた方々ですね。
みなさんそれぞれ思いを語りながら、教員とともに夏の卒制を見据えていきます。
卒制幕開けの三日間でしたが、中身の濃い時間だったと思います。
この考えて作業するスピードが一年間みなさんを成長されてくれます。
きっとそれぞれに逡巡はしても余計な時間はどこにもありませんので、
きっと充実した卒制作品ができていくと思います。
少し画像が多すぎて整理に時間がかかりましたが、以上2017年度卒業制作A日程第一回目のスクーリング報告でした。みなさんお疲れさまでした。
次の夏に向け50号自由課題と100号のエスキース頑張って下さい。
※
ちなみに現在卒制B日程(下写真)が相見先生・奥田先生の指導のもと行われている最中です。(Y)