≪川村悦子展≫
2017年5月10日(水)~16日(火):高島屋京都店
5月24日(水)~30日(火):高島屋日本橋店
6月21日(水)~27日(火):高島屋大阪店
我が研究室主任の川村先生の展覧会をすっかり忘れており、京都展最終日の今日やっとお邪魔してきました。ご本人もお忙しい中こられており、たまたまこられていた卒業生の方たちともお会いできました。
昨年の西宮大谷記念館での個展に引き続いての個展。先日の恵風でのグループ展といい大学院・学部指導に加え、作家としての制作にもとても頑張っておられ、頭が下がる思いです。
個人的には昨年よりもさらに肩の力が抜けた、ご本人が描くことを楽しんでいる展覧会のように思えました。
入口すぐ右手には小品がならんでいました。雲母でしょうか、アルミナでしょうかお聞きするのを忘れましたが、きらきらした画面作りをされています。
つづいて水彩でしょうか、紙に描いた小品が続きます。結構いろんな色やタッチを試みておられる様子、まだまだ川村先生なりの挑戦は続いているようです。
昨年から続く公園シリーズ。やや大きめの画面に筆跡の粗さを意識したタッチが目立ちこれまでの細密描写的なものは影をひそめています。
懐かしい川村先生学生時代を思わせるロマンチックな感じの絵も並んでいました。
こちらはさすがにいままでの見せ方に整えているようでした。
こうして見ていると、なんとも不思議なパラレルワールドの公園を散歩しているようで
面白い感じがしました。
絵って不思議ですね。徹底描写で技巧を見せられているうちは感じないのですが、作者がこのよな描き方で表現したいとの意図をもって描くとき、巧拙よりも絵画の中に誘われる妙な感覚が生まれるもののようです。
ちょうど卒制や表現で悩んでいる方にはとても勉強になる展覧会だと思います。
幾分点数は変化するそうですが、来週からは東京日本橋、来月は大阪でも開催されます。関東・関西の方たちもまだまだご覧になれますので、是非お出かけ下さい。(Y)
奥田先生Ge展いけなくてすみません。門川先生国画展いけなくてすみません。
小枝先生鎌倉は遠いので申し訳ありません。随分不義理してますがお許しのほどを‥