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2014年12月28日日曜日

大学院1年/2年作品中間報告、FACE2015損保ジャパン日本興亜美術賞展受賞のお知らせ

さて今日は12月28日。あと3日経てばもう2015年。
一昨日は山河先生の4年卒業制作と3年抽象東京スクーリングの報告がありました。皆さんお疲れさまでしたね。
引き続いて、大学院からも1年2年の作品中間報告を致しましょう。
そして、
院に関連していいお知らせをひとつ。
FACE2015損保ジャパン日本興亜美術賞展に今年度修了生が入選、受賞のお知らせです!!

それは最後にするとして、
まずはマスター1年の学生作品から紹介。

Sさんの作品。厚紙に油彩。中近東を旅したカメラマンの眼から、今はペインターの眼で。


Sさんの作品。ここから描き込みが始まります。そうやね?

Oさんの下絵。「蓮」がテーマですが、どう展開するのか?モノクロは想像力をかきたてますけど。

Nさんの作品。油彩です。キャンバスに引かれた下絵の線を生かして。繊細に大胆に。

Sさんの作品これは家族かな?「安堵」がテーマ。子供たちの顔はどうなる?

Kさんの作品。毎回「円」が登場。色彩にものをいわせる作品でしたが、今回グレーでシックに。

Nさんの作品。「吊り下げられしもの」というテーマで院から貝を描いています。

Sさんの作品。洛中洛外図をテーマにいつも異なった100号を持参。ちゃんとした完成作が見たい。

Iさんは、80歳を越えた大御所。世界漫遊をA3厚紙に油彩で記録していきます。

Sさんの作品。グレーが得意の色。白の上の白。黒の上の黒を。いいモノクロームは色彩を越える?

ホウサンチュウを追いかけて2年目に突入のYさんの作品。もっと遊びましょうよ。


さてここからマスター2年の作品です。
中原先生の許可を得て、修了作品前ですが、みなさんの絵を拝見しましょう。
全員でないので誠に申し訳ないのですが。 
Fさんの作品。
Tさんの作品

Oさんの作品


Mさんの作品

Mさんの作品

Mさんの作品

Wさんの作品(これは縦2枚に並びます)
Yさんの作品


大学院2年生は学部4年生と同時期に修了展が3月に行われます。

今年度の大学院のスクーリングは全て修了しましたので、後は各自自宅での制作でしょうか。展示を楽しみにしています。

1年生はまた次年度を見据えましょう。一枚一枚と制作量を増やしながらも、目標を立てて、作品を掘り下げていきましょう。

院での2年間は学部と違い、描く作品サイズも枚数も全く自由です。

学生それぞれのペースを大切にしながらも

何がしたいのか、どのように掘り下げるのか。

自由という言葉の奥には、それを選んだ各自の責任と覚悟も必要になってきます。

でも
別にしんどいことではなく、学生の皆さんはそれを楽しむ余裕があるようにも見えます。大学院ですものね。

きつくって当たり前!ってことですね。

そうして院を修了された皆さんは、個展や公募展、団体展などにバンバン活躍されていますが、今日もそのお一人を紹介しましょう。


この度、FACE2015損保ジャパン日本興亜美術賞展審査員特別賞受賞されたのは、この3月に院を修了された大里早苗さんです。




         大里早苗  「Echoes」194×162㎝ 油彩、キャンバス

第3回目となる公募コンクールFACE 2015(損保ジャパン日本興亜美術賞)では、年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募しています。「新鋭作家の登竜門」となるべく、本美術展では、時代の感覚を捉えた輝く作品のご出品を期待します。(損保ジャパンのホームページより。)
とのことです。来年も公募されますから、皆さんどしどし挑戦してみてください。サイズは200×170㎝までとのことですから、100号Sサイズや、130号FサイズなどOKですね。

また本学学部を今年3月卒業、現在多摩美院に進学した大橋麻里子さんは優秀賞を受賞されました。

お二人ともおめでとうございます!

 
        
 大橋麻里子 「La Foret」194×97㎝ 油彩、アクリル、色鉛筆、キャンバス

京都造形芸術大学卒業生、通信の修了生はこのように頑張っています。
先輩たちに続いてみなさんもいい経験を積んで下さい。
コンクールや公募展では落選もまたつきものですが、失敗?は成功のもとです。本当!
恐れず恥ずかしがらず、どんどん挑戦しましょう。(ただし出品料は要りますけれど。)

では皆さんよい年をお迎え下さい。


もう一つ最後に。
来年1月12日に京都造形大本学では、洋画の一日体験入学が行われます。このブログをご覧の皆さん、ぜひ一度洋画コース授業を体験されては如何ですか?引き続き東京藝術学舎でも行われます。詳しくは本学ホームページをご覧下さい。(K.)