例年にない雪害に見舞われた方もおられると思いますが、みなさまお変わりありませんか?
この12月12日には徳山詳直前理事長の法要があり、翌日は東京懇親会、そして19日~21日までは抽象後半の東京スクーリング、23日~25日までは卒制スクーリングと年末のぎりぎりまで私にとっても時間は慌ただしく過ぎていきました。年賀状などまだまだ手が着けられず困っております。
さて先ずはその抽象後半スクーリングの報告です。
皆さん頑張っておられましたので、自宅でテキストに取り組まれている方も是非頑張って有意義な年末と年始をお過ごしください。
《東京スクーリング報告》
洋画Ⅴ-9【抽象】
(後半)12月19日(金)~21日(日) 担当:山河全まずは、前回のエスキースからの展開状態を報告と、簡単なミーティングから…
Kさん、サキソフォンの写真コピーがこうなったのですね。この先どうなるのかな?
Oさん前回終了とともに風邪をひかれ臥せっておられたとのこと、塗りつぶし方が綺麗ですね。
Aさん、ジャクソン・ポロックならぬマーク・トビーのような画面、赤がホントにお好きですね~。
あれ、Nさんフランツ・クラインのようなストロークはどこへ行ったのかな。やはりバラ色ですかね。
こちらがNさんの、前半のエスキースです。
もう一人のNさん、前回思わぬアクシデントで怪我をされましたが、ご無事で復帰していただけホントに良かったです。しっかりと自分なりのエスキースを考えてきてくれました。偉い!
でも無理をしないでね。
こちら、Nさんのエスキース。
Yさん、エスキースと違う描きだし、中々いいですね~。この下にマスキングがあるの?
Iさん、どこかで見た独特の抽象ですね。でも何かをゲットできればOKです。
Nさん一号、色々とやりながら模索中!
Nさん二号、カラーフィールドペインティングへ!
Aさん、依然として赤でのポロック二枚目突入です。
Oさん静かに描画で悩みつつも進めていきます。
Yさん、マスキングを外してエライことに!チャンスです。
Iさん、スクラッチが楽しくなり、アルキド絵具で黙々と画面づくりに励んでいます。
Yさん、見たこともない新い画面へと向かっていきます。頑張れ!
Kさん、いつの間にか画面が緑から赤へと変身!
Nさん二号、カラーフィールドもただの塗り絵ではないことにハタと気づいていきます。
画面は二転三転しながら終盤へ向かっていきます。皆さん本当によく画面と格闘しています。
そして、できた作品がこれらです。全員が前向きに挑戦した結果はとても充実していました。
Aさん、赤のみでなくオートマチックのみでない、筆の大切さを体感しました。
Yさん、未知の作品への挑戦勇気と根気を持って挑みましたね。
Oさん、壊すことから不思議に力強い作品になりました。
Nさん二号、怪我で少し時間が足りませんでしたが、境界という大きな要素を学んだようです。
Iさん、スクラッチで思わず出てきた金色の表現のみにとどまらず。コンポジションも大切ですね。
Nさん一号、迷いに迷った結果、意図を反映する静かで味わいのある画面ができました。
Kさん、モチーフは消えても画面に描くという新しい造形の充実を勝ち取ったようです。
抽象をやるのは皆さん初めてで、脳は理解してもそう簡単にいままでの感覚は消せません。
しかし、初めての体験で苦労したことや、夢中になって絵具を乗せ、削り描き変える体験はきっと
卒業制作や今後の制作の助けになると思います。自分が描くものが具象や抽象に関わらず絵具の跡であり、オイルの扱いに関わっていることをしっかりと覚えておいて制作の役に立てて下さい。
7人という少人数でしたが、前後半とも懇親会を行い「抽象をやるぞ!」という一体感を持てた充実の6日間でしたね。お疲れさまでした。(Y)