このブログを検索

2014年3月1日土曜日

京都造形芸術大学卒業制作•大学院修了制作展開催中



 2月22日から始まった本学学部卒展、大学院修了展も残すところ後2日となりました。
今日と明日の週末には、多くの鑑賞者で学内が賑わうことと思います。
本学は多彩な学科で構成されていますが、全部をじっくり見ようとすると丸一日かかるかもしれません。しかし各領域の特色を比較しながら学内を散策するのも楽しいものです。しかも結構な運動量になりますよ。

今日は我が美術工芸学科の油画を一部紹介します。

NC棟(美術工芸学科棟です)の3階と4階が油画(学部は油画といいます)です。


奥の4枚作品「生きた記憶」4年生須永順子さんの作品

学生が制作していた教室から荷物を全部出して、ピカピカに磨き上げます。
この掃除が大変で、床にこびりついた絵の具はもとより、壁はペンキを何度も塗り直して真っ白。
まるで新しいギャラリーに生まれ変わったように大変身します。
制作と清掃。
こうして上の写真のように、空間の美しさを取り込んで作品が輝きを増します。


手前は版画作品、奥は油彩作品




「ぼくはいつでも子供になれる」4年生吉田紳平君の作品

未来館の院生の作品から「満開の森」竹内千尋さん

NA棟4階院生作品「うつりゆく」松村綾香さん

院生も4年生もさまざまな試みをしています。

マーブルチョコレートでインスタレーションの一部

「COVER」岡本海君

奥の箱作品「アルカディア」鶯有宇君


箱側面には鏡が

木で銃型の筆を作り、これを用いて制作

「この筆で描く事で作品だけではなく描く行為、道具を含めた全てが作品となるように製作した」

  • 上が切れています。100号10枚を上の筆で描きました。「私」上田謙君

作品はまだまだありますが、この続きはぜひ大学にお越しいただいて、学生たちの真摯な制作を見ていただければ嬉しく思います。お待ちしています。(K.)