6月に入り、うっとしい梅雨空も若干増えてきました。
この11日土曜日からは川村悦子先生の個展が、西宮大谷記念館で開催されます。
神戸方面なので、関西以外の方は中々難しいかもしれませんが、一種の回顧展のような規模のようです。(新作もあります。川村)神戸BBプラザでは土井素子/小出陽子/西川佳好子/吉見照子といった卒業生の方たちの四人の展覧会を16日までやっています。
お近くまでおいでの節は是非立ち寄って、川村先生の長年の歩みを垣間見ていただくのも、作家としての在り方を学ぶ一助になると思います。
有料で7月18日のみしか無料観覧日はありませんが、入場料を払ってでも見ると吸収率が違うかもしれませんね。
さて今日は、五月末に行われた三年次該当スクーリングの「花」の報告が小枝先生より入りましたのでアップさせていただきます。
《洋画Ⅴ-1「花」》
2016年5月24日(火)〜29日(日)
担当 :小枝繁昭先生
前半:
前半は様々な視点、距離から花を観察します。 “見る”ことの深さと多様さを軸に花と向き合う3日間です。“花とは何か”“なぜ私たちは花を愛でるのか”意見交換の中で様々な問題が立ち上がってきました。花に向けられた興味もまちまちで多様なドローイングが見られました。
議長を中心に現代社会に潜む問題へと討論は広がります。
最終日にはそれぞれのドローイングを提示し、興味の源泉を話し合いました。
後半:
後半の3日間は、本画の制作です。自由に描くことはとても難しいことです。それぞれが試行錯誤を重ねました。前半の3日間で皆さんの頭はずいぶん柔らかくなりました。出来上がった作品を一堂に見るとご覧の通り。皆さん受講前には予想もしていなかった作品を描くことになったとのことです。
受講生の皆さん、これからの自由制作でも今回の体験を活かした魅力的な作品が生まれることを楽しみにしています。
B日程を受講される方は8月の受講までにしっかりと構想を練り、準備を進めておきましょう。
(報告:小枝先生)
※皆さん、小枝先生お疲れさまでした。
三年次科目になると、同じモチーフでも漫然と描くのではなく、「どのような思いを元に、どのように描くのか」といったことを学んでいきます。
その分難しかったかも知れませんが、互いの考え方や表現の方法が見え勉強になったのではないでしょうか。(Y)