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2015年10月21日水曜日

卒制中間講評&スクーリング報告

《2015年度 卒業制作100号中間講評》 

10月12日(月)A・B両日程   川村・山河  中原・相見


 うららかな体育の日、今年度の卒業制作着手者対象の100号中間講評が行われました。
毎年この時期に行われますが、今年も多くの方が100号一・二点を持って集まりました。

 この催しは、単位に関係ない相談会のようなものですが、今回も時間の許す8割の方が参加されています。中には、二枚目に手がつかず、まだ構図やアイデアの部分で苦しんでいる方もおられますが、現時点での充実度は年々高くなり、この先どうなるのやら…。

 不安よりも期待が高まりますが、まだまだ整理や守りに入らず年内は冒険を試みてほしいものです。


まずは、主任の川村先生よりご挨拶。相見先生は100号の持参作品の設置お手伝いですね。


中原先生よりの訓示?いやアドバイスですね。やっぱり様になりますね。


まだまだ、始まったばかりの100号ですが、A日程は現時点で不思議に青や緑の作品が多く、教員学生ともに、あれれっ!という感じを受けました。
勿論ここに写っていない赤やカラフルな作品もありますよ。


 B日程は相当描き進めておられる印象を受けました。年ごとに卒制クラスのキャラクターが出来上がっているようですね。

 ともかく、13:00~16:00までたっぷりと時間を使い両クラスとも、アドバイスを含めこれからの方向性を確認しあった有意義な時間でした。

 スクーリングで言えばまだまだ前半が終わった段階、11月からいよいよ後半に入ります。
もうすでに卒制の単位よりも、自分の作品が並ぶ卒業制作展へと思いは飛んで、如何に良い作品を作るかへと突入していきます。
 少し写真が小さいので作品の中身が見えませんが、そこはこれからのお楽しみということで中間講評の報告を終わります。(Y)

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さて、お次は藤部先生から「静物油彩1」のスクーリング報告です。


画Ⅱ-1静物油彩1

20151016日(金)~18日(日)   担当:藤部恭代先生


 紅葉にはまだ早い季節ですが、秋晴れの中で開講となりました。
今回は、静物油彩1のスクーリングをご紹介いたします。
初めて油絵の具に触れる方も多い中、みなさんの積極的な取り組みにより、とても充実した内容のスクーリングになったと思います。

 今回のクラスは20名と比較的多いこともあり、学生さん同士が他の方の作品を多く見る機会にも恵まれ、競い合いながらも共に学ぼうと思って頂けたのではないかと感じています。


授業の導入では、みなさんに絵の具の混色から体験してもらいました。



             色の展開の可能性は今回の大切なテーマの一つですね。


上の写真では、教室の中央に学生さんが集っています。さて、何をしているのでしょうか?

 実は、授業の間に行われる寸評の際、ご自身で作品を客観的に眺めてもらう時間を作っています。自分で考え答えを出していく。とても大切なことです。
個別対応では、その答えから新たな展開を模索して頂きました。




            みなさんの真摯な姿勢は、学ぶことへの情熱を感じます。



 全体を見渡せる写真がなく、部分ではありますが、合評風景も少しお伝えいたします。
作品について一生懸命考え、話しているところがとても素晴らしかったです。


 スクーリング中は事前事後学習の成果を是非ご持参くださいね。みなさんの積極的な取り組みを楽しみにしております。

(報告:藤部先生)

※藤部先生、20名の受講生の方たちの指導、お一人でご苦労さまでした。

今回のように、お一人の先生が多人数の指導にあたることもたまにあり、「もっと指導してほしかった!」などという感想も時折聞こえてきますが、一人でしかできない指導というものもあるのです。
 複数教員の意見を聞ける機会も勉強ですが、基礎課程では迷いなくどんどん仕事を進めることが何よりも大切。その意味では一人の先生による直線的な指導は効果的だといえます。

 先生ばかりに頼らず、自ら考え切り拓く力をつけるには絶好の機会です。
少人数、多人数に関わらず、どのような機会も積極的に自分の力にしていってくださいね。(Y)