日本人のノーベル賞受賞が相次ぎ、清々しい季節に相応しい、いいニョースでしたね。
さて
おととい京都国立近代美術館の琳派400年のオープニングに出かけました。
ほとんどの作品が館所有の作品で構成されていて、
工芸、日本画、デザインなどの作品が主な内容でした。
ほぼ近代のものばかり。やはり京都なのですね。だけど池田満寿夫もあったし、
マチスもあったぞ。?
マチスもあったぞ。?
「琳派」という解釈を拡げれば、成るほどという感じ。
ふ〜ん? やはり、京都国立博物館の方をちゃんと見なければ…。
向かいの京都市美術館ではマグリット展が最終を迎えています。
早く見に行こうと思いながら、この時期になりました。
見られてよかった!
すごい数。マグリットの作品が、です。 京都では実に44年ぶりの展覧会。
マグリットの絵画はシュールレアリスムで、主題やモチーフはどれもが唐突なのですが、その情景を彩る色彩のセンスが素敵です。
その色彩や内容は時に盛り沢山と見えるところもあるのですが、実はクールで、
生活感が感じられません。物の質量がないということでしょうか。
そのことが
鑑賞者の入るスキを上手く作っているように見えます。
その色彩や内容は時に盛り沢山と見えるところもあるのですが、実はクールで、
生活感が感じられません。物の質量がないということでしょうか。
そのことが
鑑賞者の入るスキを上手く作っているように見えます。
マグリットは「エピソードなき巨人」と呼ばれています。
「いつも銀行員のようなこざっぱりした服装で過ごし、目立つことをきらっていたそうです。アトリエももたず、趣味のチェスを楽しみ、妻と二人静かに暮らした。」
その彼が戦争を挟んで、あれだけの作品を描き続けたのです。
美術館は若い人でいっぱい。
ぐいぐいとマグリットの澄明な絵画に引き込まれていたように見えました。
残る所あとわずかですが、今週末ぜひ。
同美術館で20日から新制作展が始まります。以前に東京でのご案内しましたが。もう京都展が目の前です。
残る所あとわずかですが、今週末ぜひ。
同美術館で20日から新制作展が始まります。以前に東京でのご案内しましたが。もう京都展が目の前です。
今回は本学の入選者が10名ほどおられるそうです。
京都市美術館でぜひ拝見して、みなさんの作品をできればここで紹介したいですね。
楽しみにしています。(K.)