一年次とは違い、二年次では造形表現とは何かを学びます。
前半では静物モチーフをもとにデッサンをし、コラージュでエスキースをつくりました。
皆さん四苦八苦していましたが、充実した3日だったと思います。
さて、後半の静物油彩はどうなるやら…
洋画Ⅳ-1 《静物油彩2》前半
9月25日(金)~27日(土)担当:山河全(お手伝い:山本努先生)
今回は19名という東京スクーリングでは珍しく大所帯なので、前半三日間は山本努先生にお手伝いいただきました。
まず1日目は課題説明後、場所選びのラフスケッチと鉛筆でのデッサンを行います。
なんじゃ、コリャ。と思うようなモチーフを前に、くじけずデッサンです。これも大切なプロセス…
2日目は、わかったような、解らぬような面持ちで、デッサンで選んだ場所を紙や布、その他あらゆる素材を用いコラージュしていきます。
これが意外に大変な作業に気が付き、出来不出来よりもとにかく貼るしかない!
しかし、貼っている内に、自然に素材を選び、色を選ぶものです。
画面が埋まり始めると、だんだんそれぞれの創作心が起こってくるものです。皆さん、あたり構わず作業に夢中になっていました。熱気ムンムンです。
2日目の終わりに外へ出して、出来具合を確かめます。思うようにいかぬと思っておられる割に、画面の強さはしっかり認識できます。おのずと、次にやらねばと思う作業が見えてくるようです。
さて、3日目はエスキースの仕上げです。
思い思いの仕上げをめざし、くたくたになるまで皆さん精一杯3日間を使いました。
エスキースとはいえ、コラージュも19点も揃えば壮観です。力作ご苦労さまでした。
表現もさまざま、油彩への展開に向けて構想を練るよりも、疲れた~と云う感じですね。
でも、最初のイメージとは違う不思議な達成感があったのではないでしょうか。
皆さんじっくり疲れを癒すとともに、後半の油彩絵具によるマチエール作りにも思いを馳せ、忘れずにしっかりと構想を練ってきてください。
(報告:山河)