世の中は9月に入り展覧会盛況で、私も川村先生同様あちこち駆けずり回っていました。
先生方や卒業生の方の展覧会が目白押しで、いよいよ芸術の秋本番といったところです。
さて今回は、またまた片田舎の不便なところでの私の展覧会紹介です。
まず個展ですが、私の出身地の近くに熊川宿というのがあり、京都への鯖街道というのが日本遺産に登録されたことを受けて、少しずつ町(村?)おこしをしております。
そのさびれた入口の一角にかつて交番がありましたが、限界集落の常、ついにお回りさんがいなくなりました。
取り壊すのも忍びないと考えた現代美術家が、その交番を再利用して画廊に変えてしまいました。そこでの個展です。少し遠くて交通の便も良くないうえに、土日祝日しか開いていないという条件ですので、中々どうぞご覧くださいという訳にもまいりませんが、紹介だけでもさせていただきます。
今回は新作中心での展覧会です。
他にドイツでのグループ展の報告展とお世話になったドイツ人オーナーの個展紹介です。
こちらも同じく福井県の越前方面で、越前市、鯖江市と南越前町の三箇所で行われます。
ティルマンさんの個展は二箇所とも、交番と同じく古い建物をリノベーションし画廊にしたものです。
【 山河全 個展 -墨色の迂回路- 】
期間:2017年9月30日(土)~11月5日(日)の土日及び祝日 10:00~17:00
場所:福井県三方上中郡若狭町熊川38-4-1 熊川宿入口「光水画廊」
問い合わせ先:若狭ものづくり学舎 ☎0770-64-1788
※パンフ掲載以外にも少し実験的なこともやり始めています。
また機会があれば京都でやれればと思っています…
つづいてはこの夏ドイツで行ったグループ展報告展と、向こうでお世話になった
ドイツ人作家の個展紹介です。
【紙と和紙-神和紙】日本ードイツ現代アート交流報告展
期間:2017年10月5日(木)~15日(日)9:00~17:00会期中無休
場所:福井県越前市粟田部町11-1-1「越前市いまだて芸術館」
問い合わせ先:☎0778-42-2700
和紙の上に置かれた100㎏の氷にドリルで穴を開け、そこに食紅等の自然色素を入れて
時間とともに溶けあい混ざる様子が美しいですが、染織力の弱い自然色素なので、染めつける目的ではありません。ほとんど水となり最後は白い和紙が残るだけの作品です。
※こちらは、日本人作家12名の報告展です。
同じく遠い福井県の越前市で申し訳ない。
いずれ大阪展も開かれる予定ですので…ご勘弁下さい。
つづいては、ブレーメンから来られる作家のティルマン氏の個展紹介です。
【ティルマン・ロザーメル展】
こちらは同じく福井の下記2か所であります。その後神戸へ移動し、最後は大阪展があるかもしれないということでした。
■鯖江市
期間:10月5日(木)~15日(日)10:30~18:00 水曜休
場所:鯖江市旭町1-6-5 「SCAC」
連絡先:0778-51-8639
■南越前町
期間:10月7日(土)8日(日)21日(土)22日(日)28日(土)29日(日)
場所:南越前町牧谷81-8 「丹南アート上牧谷ギャラリー」
連絡先:0903766-7513(島川)
※いずれも不便で遠い田舎ですが、ティルマンさんはとっても優しい方です。ご興味のある方は秋を味わいついでにお出かけ下さい。(Y)