洋画Ⅳー1 ≪静物油彩Ⅱ≫
前半 8/11(金)-8/13(日)担当:富士、藤部 (A日程・S日程、混合2クラス)後半 8/18(金)-8/20(日)担当:藤部(A日程)
8月二週間に分けて、静物油彩Ⅱのスクーリングが行われました。
暑い真夏の京都の気温にも負けない、みなさんの熱意が素晴らしかったです。
静物油彩Ⅱの授業では、前半3日間でデッサンとコラージュによって、油彩のエスキースを作成し、後半の3日間で、F30号の油彩を制作します。
目の前のモチーフと、皆さん丁寧に向き合いました。
デッサンの講評の様子です。
もっとデッサンしたいという、みなさんの気持ちが嬉しかったです。
コラージュでは、みなさんとても良く検討されました。
コラージュの合評風景です。
ここからは、後半です。S日程の方は、後半は10月のスクーリングに続きます。
油彩の授業の様子です。
デッサン、コラージュを横に、油彩制作をします。
みなさんの努力を、まとめてみました。
今回の油彩で使用したパレットです。それぞれの個性が、とても良く出ていますね。
合評の様子です。一堂に並ぶと、すごく迫力がありました。
合評では、みなさんの真剣な眼差しが、意識の高さと、いい作品を制作した意気込みを感じます。
みなさんの力作をご紹介させて頂きます。
今後が、非常に楽しみな展開になってきました。
ますます、一緒に頑張っていきましょう!
(報告:藤部恭代)
※この科目は二年次の画面という表現のための造形を意識していく科目です。
一年次でしっかり培った写実描写とは違い、絵画というものが必ずしも写実性だけを重んじていないことを学んでもらうスクーリングですね。
それまでの写生的な常識から離れ、コラージュから新しい表現方法を探る…、つまりピカソやマチスのような近代芸術の父たちが模索した純粋な絵画芸術への方法論を使っています。やや急いでスクーリングを受けておられる今年度入学の方も多かったので、きっとそれまでの絵画という概念とは違い、何がなにやらわからないという方もおられたと思いますが、画面というものの魅力を決定するのはやはり色や形、油彩のマチエールといった
物理的な造形要素です。
少々難しく感じても、絵を描こうとする感じ方や考えだけでは絵は成立しません。
何を描くかではなく近代以降の「いかに描くか」ということを徐々に意識していって下さいね。(Y)