その1回目の報告です。
一番最初のテーマが「テーマの立体化」。
何、コレって?
私たちの絵画って平面ですから
自分の描きたいイメージや形を、一度立体にしてみようという考え方です。
そしてその立体を、また平面化する。10号のキャンバスに描きます。
平面ー立体ー平面、という循環ですね。
こうして描く事を一度迂回するというか、立体にする事で見えてくるものを探します。
ともかく一見難しそうな課題で始まるのですが、最初の4年スクーリングが和気藹々と始まりました。
制作風景を一挙紹介します。
制作全景 |
制作面談をじっくり行います。 |
これ松の木かい? |
では学生の立体作品と、油彩作品です。
庭先のカラーの葉っぱからヒントを得た立体。 |
キャンバスにたっぷり絵の具を。これ一枚目。 |
一枚目途中から2枚目も制作。 |
丹念にバラを折り紙で作りました。 |
バラをモチーフに、途中キャンバスに折り紙を貼ったり、様々に工夫した作品。 |
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3枚目が立体の後ろにあります。 |
左のモチーフからの展開です。 |
2枚目, 2枚目の完成作品。見えるものと見えないもの両方チャレンジ |
松の木からの発想。 |
立体から平面へ。途中経過 |
描いたり、削ったりして完成。 |
幾何形態と曖昧なものが同居した白い立体作品 |
斜めにした立体を描きます |
天地も曖昧に。完成 |
箱から覗き込みます。
話せば長いストーリーがあります。皆さん夫々にドラマがあるのです。
大地に古タイヤがポツリと。可愛いです。このジオラマ |
ジオラマの描き始め |
制作完成 |
もう一人、緑の風景。箱庭みたい。バックはキャンバスに色見本とか。 |
完成作。 |
竹やぶ、ポール?様々に膨らむイメージ。 |
左からの制作。色彩なしから超色彩へ。 |
白鳥!この立体好評でした |
固定観念をなくそうと奮闘。 |
自宅のクローゼットから。色とりどりの洋服いっぱい? |
苦労しましたが、何か手応えあり?
今年は飛翔の年!
巨大なケヤキを小さな 世界へ。 |
エナメルに心中針金?をまいて、自分の樹木を。
子供・お孫さん、愛する人たちが寄り添って。
途中でモチーフを真っ白に塗り直しました。 |
子供をどう描くか、新たな問題がでてきましたね。 |
電源を入れれば明かりがともるブラックボックス。 |
左端の空間想像するのは難しかったですね。 |
皆さん急ピッチで進行しました。迷ったり、考えたりの連続でしたが、
気分を変えて、2日目の午後4時から京都国立近代美術館へ鑑賞。
ヤゲオ財団コレクション展へ。
台湾の有数のコレクターの作品がゆったりと並んでいました。
以前にブログで紹介していますね。市場的価値はともかく、内容がいくつかの章に分かれていて、その内容を辿りながら現代の美術の位置や社会的背景を見ていきます。
同美術館4階からの眺め。
このフロアーの常設展示は本学学生は無料で見学できます。
上から京都の東山を臨むのも気持ちがいい!
気分転換するならここも穴場。
同様に近美から近い細見美術館にも足を運びました。
こちらも私たちは無料で見学できます。
日本の写真の歴史を辿る展覧会でしたが、
江戸末から昭和平成まで、日本の有数の写真家の作品が一堂に会しています。
下の写真は富山治夫の「過密」という作品1964年のものです。
この年ってオリンピックの年じゃなかったですか?
日本はこれからだという勢いのある 顔・顔・顔ですね。
展覧会のポスターでした。
最後は4年の女学生たち。全員ではありませんが、モノクロで記念撮影。
皆さんご苦労様でした。次回6月の中間講評までしばらく自宅制作頑張って下さい(K.)