《スクーリング報告 三題》
八月も早や終盤となりましたが、今年は各地で雨の被害が多いようです。
被害に合われた皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。
スクーリング報告も目白押しで、更新が早く読んでおられない方もおられるでしょうが、できるだけスクロールしてみてくださいね。
今日は、一つは報告メールが埋もれていたようで8月初旬のものですが、後半の二つは最近行われたスクーリングのほやほや報告です。
【洋画Ⅰ-3 静物木炭デッサン】 8/2-8/4
担当:由井武人先生、藤部恭代先生
京都の夏らしく、湿度の高い暑さと、時折降る雨の中でのスクーリングとなりました。
今回の受講者は28名と大人数のため、2クラスに分けての開講となりました。
導入の後のエスキースでは、全紙判の木炭紙に課題の大きなモチーフを、どのように配置し描画するか、積極的に模索された結果、どの作品も魅力的な空間表現へと繋がっていったと思います。
また、空間を表現するという事を通じて、木炭も積極的に使うことができ、描画道具との距離が近づいた様に思われます。大きな画面と向き合うことで、自然と肩の力が抜け、伸びやかな線が柔らかく画面の中で広がっていき、描線について考える良い機会にもなったと思います。
写真画像は、由井先生が撮ってくれたスクーリング中の風景と個人作品、アシスタント撮影の合評風景です。
夏の暑さに負けない皆さんの真剣な取り組み姿勢が印象に残りました。まだまだ、暑い夏が続きます。体調に気をつけて、スクーリングや個人制作を楽しんで下さい。
(報告:由井先生、藤部先生)
※由井先生、藤部先生アップが遅くなり申し訳ありません。でもお二人でしっかりと教えておられる様子が伝わりいいですね。(Y)
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【洋画Ⅱ-2 人体油彩Ⅰ】 8/17-8/22
担当:一居孝明 先生
今回のスクーリングは、1年次最初に体験する人体をモチーフにした授業です。前半3日間はクロッキーと木炭によるデッサン、後半3日間は油絵の具による制作です。
今年度入学された皆さんには、授業内容すべてが初めての事ばかりで戸惑った方もおられたと思います。人体を初めてモチーフとして目の前にした方もおられ、はじめは緊張されていましたが、すぐに落ち着いて、モデルを造形のモチーフとして見られるようになりました。木炭の使い方や油絵の具の使い方にも、描き込むにつれて慣れ、得る事の多い6日間だったのではないでしょうか。
受講された皆さん、お疲れ様でした。
新鮮な目で生き生きと人体と向き合っている皆さんがとても印象的でした。是非、このスクーリンで体験したことを、今後の制作に生かしてください。
(報告:一居先生)
※少し多くて大変そうでしたね、面談もお疲れさまでした。(Y)
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【洋画Ⅴ-1 静物油彩2】 8/20-8/25
前半:8/20(水)~22(金)
担当:古野恵美子 先生
8月20日(水)~25(月)洋画Ⅳ-1(静物油彩2)のスクーリング前半が行われました。
全6日間のスクーリングの前半は、5人とやや小ぢんまりとした人数でしたが、お互いに作品の話をしたり、ヒントを得たり、密度高く画面と向き合った3日間でした。
完成した作品と共に 充実感あふれる皆さんの表情が良いですね。
3日間をかけて、後半に制作する油彩のエスキースに取り組みました。壁状に配されたモチーフに正面から向き合う形で、興味を感じる場所、モチーフを切り取りました。
まずは鉛筆デッサン
2日目、3日目は色紙や布、セロファンや毛糸など様々な材料をコラージュしながら表現を探りました。始めは慣れない作業に戸惑いながらも、モチーフをよく観察して積極的に画面に貼り重ねていくうちに、だんだんと形や奥行き、画面の中のリズムや質感が生まれてきました。
完成したコラージュは、かなりでこぼこで厚みや凹凸があるのですが、写真で見ると絵具で描いた作品のようにも見えます。皆さん粘り強く頑張って取り組まれましたね。
Kさんが3人も居られました!
コラージュで作業した「画面全体のバランスの中で、大きく把握して表現する感覚」を忘れずに、後半の油彩も頑張ってください。
(報告:古野先生)
※前半は少ない人数だったので、皆さん十分に先生と話ができたのではないでしょうか。(Y)