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2014年8月15日金曜日

渡辺恂三一座リターンズ!、関西国展のお知らせ

 お盆で帰省されている方、またスクーリングで通学の日々を過ごされている方、皆さんお元気ですか?西日本は雨の地域が多く、降ったり止んだりの毎日ですが、まだまだ残暑が続きます。どうぞご自愛ください。

さて過日このブログでもお伝えしましたが、渡辺恂三先生を偲ぶ展覧会が現在京都の寺町のギャラリーヒルゲートで開催中です。
思えば昨年のお盆の時に先生のご葬儀がありました。あれから一年経ったのですね。

渡辺恂三一座リターンズ展
2014,8/12~8/17  12:00~19:00(最終日17:00)
ギャラリーヒルゲート 京都市中京区寺町三条上がる
tel,075-231-3702

                               

渡辺先生は楽しいことが大好き。ワインも大好き。(失礼!)そして絵画をこよなく愛されて、晩年は学生の指導に心血を注いでおられました。
その先生に相応しく、会場となったギャラリーヒルゲートでは、先生の薫陶を受けた若いいアーティスト達の作品に囲まれて先生の絵画がひときわ鮮やかに飾られていました。



なんとこの絵は、先生のアトリエにずっと置かれていて、先生がパリに留学されていた1970年代に描かれたものらしく、私たちも初めて見せていただきました。
先生の代表作といえば1958年作の「仏滅」を思い起こされる方も多い事でしょう。現在は横須賀美術館に収蔵されていますね。
当時、画家として尊敬とあこがれをもって見続けられた佐々木豊先生のコメントが画廊におかれた「美じょん新報」に掲載されています。「渡辺恂三とその時代」という興味深い
内容で、当時の日本美術の一端が紹介されています。ぜひあわせてご覧下さい。


先生の遺影が、さまざまな恂三グッズとともに飾られています。

賛助出品された左から中原史雄先生、佐々木豊先生、小西凞先生
その佐々木豊先生も所属されている国画会の関西展が、京都市美術館で開催されています。
本学洋画教員で国画会会員の門川昭子先生と長谷川宏美先生が出展されていますのでお知らせ致します。

関西国展
京都市美術館
2014,8/13~8/24(月曜日休館)



門川先生作品

長谷川宏美先生作品
  もうすぐ三年の抽象のスクーリングが行われますね。門川先生の画面にもさまざまな
マチエールが施されています。絵画という平面は最下層の支持体から最表面に至るまでの何ミリという厚みのなかに画家それぞれのこだわわりの工夫が籠められています。
同じく長谷川先生は三年の花のスクーリングですでに受講された方も多い事でしょう。
それぞれの先生方の展覧会時はぜひ実物をご覧になるといい勉強になるでしょうね。(K.)