夏の全国公募展が現在本学で開催されています。昨年とはまた異なった展示風景で、洋画の現役学生、OB.OGも多数出展されています。前回の山河先生のお知らせのとおり、この23日はOBの中川勇さんと山河全先生のトークセッションがありますね。そのあと全国公募展の表彰式ですから、どうぞみなさんお誘い合ってお出掛けください。山河先生以外の教員が折しも不在になりまして誠にごめんなさい。みなさん多数ご参加いただいてでギャラリートークをぜひ盛り上げて下さい。
また当日のトークの模様や表彰式などのお知らせがブログ掲載されるかと思います。おたのしみに!!!
さて一足早く9月の展覧会のお知らせを致します。
まず恒例の二科展です。
第99回二科展
2014.9/3~9/15 六本木国立新美術館中原史雄先生の作品が見られますよ。卒業生は本学関係者も多数出品されています。
二科展、来年は100年目ということですね。最も古くからある公募団体展ですから来年は凄い祭典になりのではないでしょうか。
さて恒例の中原先生の美術館でのギャラリートークが9月13日(土曜日)午後1時から二階の二科展入り口集合にて行われます。中原先生を囲む同窓生たちで、会場はいつも盛況と聞いております。こういう機会にみなさんの近況など教員に伝えていただければ嬉しいですね。
京のいざない
2014.9/13~11/16
京都国立博物館
いよいよ京博の「平成知新館」が9月13日にオープンします。確か2008年の秋に平常展示館が閉館して新たな建物に変わる為に、最後の常設展示がありました。京博が所有する国宝品がその時数々並びましたが、今回新装オープンを記念してまたまた国宝、重文品が出展されます。この案内状をみるだけでも、国宝が50点,重文が110点、総点数400点もの作品が二期にわたり鑑賞できるのですね。詳しくは京博のホームページで検索してください。
京博明治古都館(本館)では国宝鳥獣戯画と高山寺(修理完成記念)が開催。
ボストン美術館ー華麗なるジャポニスム展
2014.9/30~11/30 京都市美術館
現在京市美ではバルチュス展が開催されていますが、だんだん終盤に近くなりました。そのあとに控えているのが、このジャポニスム展です。印象派の画家達を魅了した日本の美が19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋では大流行したのですね。
今回の目玉はなんといってもクロード•モネの「ラ•ジャポネーズ」。修復後世界初公開だそうです。モネの日本贔屓はよく知られたことですが、この衣装、このポーズ、この背景。凄いですね。彼らの眼に異国である日本の美の形がどのように映じたのか興味がつきません。今回X線によりこの絵の構図が如何に変遷したかが明らかになったそうです。
そのほか、マネ、ドガ、ロートレック、ルノワール、ゴーガン、ゴッホとまるで美術の教科書から抜け出た名画ばかりの展覧会のようですが、そこにはジャポニスムという
伏線があるのですね。どのような発見があるのでしょうか。
いよいよ芸術の秋ですね。横浜では8月1日から横浜トリエンナーレが11月まで開催されていますし、これからも各展覧会をどんどん紹介していきたいと思います。(K.)