6月はスクーリングも沢山開講されていますので、忙しい!という声が聞こえてきそうです
さて今回は目白押しの展覧会のお知らせです。
最初は京都泉屋博古館で現在開催中の展覧会から。
いい眺めでしょう。梅雨の時にこちらで休息するといいかもしれません。
静かなたたずまいで、お庭の緑が目に沁みます。
場所は本学から近い、鹿ヶ谷にあります。以前山河先生も紹介されていましたね。
庭から館をのぞむ。 |
2014,5./17~7/13 泉屋博古館 「ちょっとパリまで。ず〜っとパリまで」
一般 730円 大学生520円
19世紀から20世紀前半にパリに留学し、日本の「洋画」の草創期を担った画家たちの展覧会。
黒田清輝、鹿子木孟郎、藤島武二、安井曾太郎、有島生馬、藤田嗣治、荻須高徳、麻生三郎などなど他にもまだまだ紹介されています。
年譜を見ていたら、黒田清輝が早々と留学したのが1884年。およそ9年間パリで勉強していますね。
画家のほとんどが男性ばかりですが、女性が一人。
三岸節子の作品がありました。ダイナミックな筆致で花を描いています。
絵の世界って当時ほんとうに男性社会だったのだなあと実感しました。
ギャラリートーク:6月7日15:00~16:00 野地耕一郎氏 (泉屋博古館分館学芸課長)
その黒田清輝の展覧会が次です。
2014、6/7~7/21 京都文化博物館 「黒田清輝展」
一般1200円/大学生800円
学芸員によるギャラリートーク 6/13, 6/27, 7/11, 18:00~
黒田清輝の代表作160点が楽しめます。その次はポール•デルヴォー展。
2014,6-14~9/23 ヤマザキマザック美術館「ポール•デルヴォーとベルギー近代絵画展」
ヤマザキマザック美術館は愛知県名古屋市東区にあります。
といっても私はまだ訪ねたことがありません。ただポール•デルヴォーのファンとして紹介したいなあと思いました。
デルヴォーの作品を以前に見た時に(横浜トリエンナーレだったかな?)
結構びっくりしたのは、描いて、消してという痕跡がキャンバスに濃厚に残っていました。絵描きの「迷い」というのでしょうか、生々しく感じた事があります。
図版など作品写真で見る限り、そういうのは見えないですから、画家の筆跡を見つけるのは嬉しいですね。
今回の作品にそういうものがの残っているかどうかわかりませんが、ぺたっとした平たい絵だと思っていたら違うのですね。
他にもベルギーのシュールレアリスムの世界を堪能されてみては?
さて次は二科展です。京滋の作家たちによる展覧会。
2014, 6/17~ 22 京都市美術館別館2階。「二科京滋市部展」
中原史雄先生の作品が見られます。
本館ではなく別館です。 |
最後はリアリズムの絵画展のお知らせです。
2014 6.20~7/21 愛知県立美術館 「あなたのリアル、わたしのリアル。」
一般500円 大学生300円