相見先生による講評 |
皆さんお元気ですか。通信第4回全国公募展のレセプションが8月24日(土)に本学ギャルリーオーブで行われました。大勢の洋画のOB,OGの皆さんが来られて、(上写真のように)レセプション前の作品講評にも熱心に耳を傾けておられました。きららでもご報告のとおり、洋画は多くの入選者が選ばれましたが、なかでも今回は準大賞に2008年度洋画卒業生の尾崎まりこさんと、来場者賞に2007年度卒業生の泉川博之さんが選ばれた事は大変うれしいことでした。
尾崎まりこさん作品「無題 a,b,c,」 |
尾崎さんの授賞風景 |
来場者賞受賞者泉川さん |
上の写真、尾崎まりこさんはパネル三枚の連作ですが、色鉛筆でびっしりと、
線を刻み付けるように描かれています。今回の「爪あと」というテーマに相応しい
「生」の痕跡が私たちに伝わってきます。
泉川博之さん作品「刻の流れ2013」 |
泉川さんはこの全国展で受賞歴のある方ですが、今回の作品はうねるような形態に、ほとばしる色彩を効かせて気力ある画面をつくられましたね。
今後も洋画の皆さんの作品を拝見できるのを心待ちにしています。
さてここで全国展とほぼ同時期に京都市美術館で行われていた関西国展で出品されていた
お二人先生
の作品をご紹介しましょう。通信の主に1年生と2年生をご指導していただいている
門川昭子先生と長谷川宏美先生の絵画作品です。
門川昭子先生「My Zone 2013-夏」
門川先生は抽象的な作品で、国展会員の重鎮のお一人ですが、さまざまなテクスチュアを用いられて描かれます。キャンバスに刺繍?というような、ざくざく糸を縫い込む仕事もされていましたが、今回はフォルムの明快な、力強い作品を出品されて眼を引きました。
長谷川宏美先生「Life] 門川先生の対面に長谷川先生の作品が展示されていて、京都市美術館の2階第1室のど真ん中に、お二人の作品が向かい同士で並んでいる姿はパワフルで充分な女性パワーを感じました。 またお二人の授業風景もご紹介しますね |